ロードバイクはまるで賽の石を積むが如く〜箱根山周遊ライドで思ったこと〜

様々なクライムコースが存在するロードバイクの名エリア「箱根」で、箱根山を周遊する、一泊二日のロードバイク旅に行ってきた。そこで分かったのは「箱根へ向かう道」よりも「箱根を周回する道」のほうが圧倒的に楽しいということ。同時に、箱根ならではのカルデラが作り出す激しい地形は、かなりハードで、まさに苦行のよう。そんな箱根ロードバイク旅の記録。

【箱根】ルート06「三島発 箱根峠アタックルート」

大きく分けて、4方向ある箱根へのアタックルートのうちの、三島(南東)側からのルート。数値的には17.6kmで獲得836m(上り平均6.1%)となかなかの難易度。クライムのトレーニングにはもってこいのルート。ただ、箱根を越えるための主要道路であるため、若干交通量が多いことがネック。熱海街道を西に進み、十国峠〜湯河原峠へと走るルートの方が、まだ安全に走流ことができる。

【箱根】仙石原

箱根山の麓に広がる一面のすすき野原。見下ろせば、金時山・長尾峠を含む古期外輪山の峰々に周辺を囲まれた盆地の雄大な風景が広がる。すすき以外は本当に何もない場所だが、静かに風になびく一面のすすきと広がる景色が、疲れたローディの心を癒してくれる。温泉や美術館などが注目されがち箱根において意外とオススメの自然スポットだ。(余談だが、かのアニメ版「エヴァンゲリオン」で相田ケンスケが「ひとりサバゲー」を行っていた場所がまさにここだ)

【箱根】ルート03「湯河原発-箱根山周回ルート」

獲得標高2000m弱!クライマー向きの上級者向けコース。湯河原駅から椿ラインで大観山を超え、箱根山を周回するルート。大観山へは18km弱で1000m弱を一気に駆け上り、その後は起伏に富んだ箱根山を周回、再度大観山経由で湯河原に戻るという、クライム計4回で獲得標高2000m弱という上級者向けコース。クライムに自信がなければ、箱根山を周回せずに箱根旧街道を湯本方面に降る選択肢も。

【箱根】ルート02「小田原からのクライムルート」

小田原駅から箱根最高地点の大涌谷まで一気に駆け上るクライムルート。帰りは仙石原を抜け、箱根裏街道を通り、箱根湯本駅をゴールとしている。東京方面であればロマンスカーで輪行帰宅するのも良いだろう。箱根エリアに向かう4方向のクライムルートのうち最もポピュラーなルートなので、箱根のファーストライドにおすすめ。

【箱根】ルート01「箱根満喫周回ルート」

箱根湯本駅を起点に、グルメや観光名所、景観ポイントをくまなく巡るよくばりなルート。60km強と距離はあまりないが、獲得標高は実に1679m。特に箱根山の舗装道路最高地点「大涌谷」までがかなりの難所になるだろう。ポイントは駒ケ岳ロープウェー山頂かと、大観山展望台からの2つの絶景。どちらも魅力的なパノラマビューが楽しめる。編集部イチオシの「旅ルート」だ。

箱根

言わずと知れた観光地「箱根」はロードバイク旅にとっても非常に魅力的なエリア。温泉や、湯葉などのご当地グルメなどの観光はもちろん、小田原方面、湯三宿方面、湯河原方面、御殿場方面の四方から様々な峠アタックが可能。それぞれに異なる表情を見せてくれるため、標高は低くともクライムエリアとしても評価が高い。「エヴァンゲリオン」のファンにとっては聖地(巡礼地)でもある。