ファイヤーライド@本栖湖 〜ロードバイクで行く快適キャンプのススメ〜

数ある「旅」の中でも憧れのジャンル「キャンプ」。しかし、荷物準備や手間がかかるイメージのキャンプに、あえてロードバイクで行く人は少ない。だが今回そんな倦厭されがちなジャンルに編集部がチャレンジ!絶対みんなにおすすめしたい旅となった本ライドの一部始終と、明日からでもすぐできる『ロードバイク×キャンプ』のノウハウを紹介する。

【冬のロードバイク写真で避暑】真冬の山中湖は走りに行くもんじゃなかったという思い出話

旅ログを書くにあたってネタ探しをしていたところ、そういえば2月に行った道志みちの話を書くのを思いっきり忘れていたことを思い出した。 これから夏真っ盛りという時期だからこそ、夏の暑さを吹き飛ばせるんじゃないかという言い訳をしながら、「道志みち」&「山中湖」へのロードバイク旅を紹介する。ちなみにオリンピックロードバイク種目のコース検証も含んだライドだった。

【東京五輪2020特集】やっぱりクライマーが有利?ロードバイク種目推定コースをパターン別に徹底分析

2017年末時点に公表された「2020年東京オリンピック自転車競技 ロードバイク種目」のコース案を元に、推定コースを複数作成。各区間ごとのデータを紹介しながら、ロードバイク種目のコース分析や戦況予想などをしてみた。事前に見ておけば、より深みあるのオリンピックロードレース観戦ができるはずだ。

【東京五輪2020特集】ロードレース種目おすすめ観戦スポットまとめ

オリンピックにも自転車競技がいくつか存在する。中でも266kmを1日で走破するロードレース(ロードバイク)種目については、距離が長く、富士山麓お遠方であるため、コース上の一体どこで観戦すればいいかわからない人も多いだろう。RbJ編集部ではオリンピックのロードレース種目の全ルートを実際に取材し、オリンピック観戦におすすめの場所を探してみた。一生に一度あるかないかの、日本でのオリンピックロードレース。観戦の計画を立てる際の参考にしてもらえれば幸いだ。

【富士山】小林輪店 サイクルショップ

1950年創業の小林輪店さんは、富士五湖エリア唯一のロードバイクショップ。富士エリアで旅をするなら、必ず位置を把握しておくべき店舗だ。その昔ながらの自転車屋さんのような外観からは想像できないハイクオリティなサービスが受けられるだろう。例えるなら、エンジンから駆動系まで中身を丸ごと載せ替えたオールドカーのようだ。それもそのはず、この自転車店を拠点とするロードバイクチーム(TEAM KOBARIN)があるくらいだ。編集部MRSNも、道志みちのライド中に、スポークが折れリムが完全に歪んだホイールを、ほぼ完璧に修理して頂いた経験がある(ホイールは2018年の今も現役だ)。

【富士山】富士ミルクランド

高原の自然の魅力を楽しむならこの場所だ。富士の裾野の広大な敷地に、牧場&宿泊施設&レジャー施設がぎゅっと詰まったここは、富士山の魅力を思う存分楽しむことができる。ふらっと寄って軽食をするもよし。観光目的でバターの手作り体験や農場体験、BBQを楽しむもよし。もしくは、この場所を目指してロングライド&ロッジ宿泊というのも魅力的。日が暮れるまで大自然を走って、辿り着いたテラス付きのロッジではみんなでBBQ…。なんて素敵な時間が叶う場所だ。

【富士山】道の駅 すばしり

富士山エリア内でも最も大きな道の駅。富士スバルラインに登る際、本格的に登坂が始まる直前に位置し、また御殿場〜山中湖間をライドする際にも必ず通るため、中継ポイントとしてかなり貴重だ。お土産コーナーはもちろん、「ふじやま食堂」では「萬幻豚」をはじめとする静岡の四季の魅力溢れる食事が楽しめる。出店もあり、休憩場所としても、補給ポイントとしても、帰りがけのお土産屋さんとしても重宝する。

【富士山】森の駅 富士山

富士スカイランの途中にある、レストラン・ショップなどを兼ね備えた複合観光施設。2016年にオープンしたばかりで、ガラスを多用した平屋造りの美しい建物が富士山を背景に映える。地場産のお土産はもちろん、食事も魅力的。「みくりや蕎麦」「富士山麓豚」などの地場の食材を使った料理が楽しめる。富士山スカイライン付近を走る際にはぜひ立ち寄ってほしい場所だ。

【富士山】道の駅 なるさわ

富士山の北部、鳴沢村に位置する道の駅。西湖・河口湖が近く、もし富士山を周回するのであれば補給ポイントとして寄っておいた方が良い(富士山西側の道沿いには、めぼしい施設はないため)。そして、ここは観光ライドのスポットとしても魅力的な場所だ。遮るものの何一つない富士山の眺望をはじめ、鳴沢村のおいしい水が飲める「不尽の名水」コーナーや展望台、散策路、富士山博物館まであり、ここを目的地に走っても良いくらいだ。

【富士山】富士スバルラインクライム

日本で最も有名であろうヒルクライムレース「Mt.富士ヒルクライム」の開催場所がここ、富士スバルラインだ。富士スバルラインは傾斜も比較的ゆるく、平均5%ほど。急な場所でも7~8%ほどだ。ただ、やはりその距離と規模はかなりのもの。地図だけをパッと見るとそこまでの距離はないように見えるが、広大な土地を利用した道路形成がされているだけで、実際は交差点「スバル立体」から28kmほど上り続ける長距離クライムだ。斜度は緩いといえどもこれほど雄大なコースが他にあるだろうか。クライマーでなくとも、日本に生まれたからには一度は走っておきたい。ちなみに「Mt.富士ヒルクライム」はタイムが1時間を切ればほぼ優勝できるぞ!(ほんの平均時速24kmほどだ…。に…24km…)。

【富士山】ふじあざみラインクライム

最も上りの厳しい道を選ぶなら「富士山国際ヒルクライム」の舞台でもある「ふじあざみライン」で間違い無い。本ルートでは、平均斜度7.5%に加え、その全長約20kmには「上りしか存在しない」のだ。 前半はまだ比較的緩やかで、御殿場の平地から10kmほどは、0~5%まで徐々に斜度をあげる。しかし「道の駅 すばしり」を越えたあたりから状況は激変する。直線道であるにもかかわらず、その斜度は急に10%を越え、それが約2kmほども続く。それを終えたかと思いきや、斜度7~15%、時には20%にもなるつづら折りが畳み掛けるように訪れ、それは頂上の「ふじあざみライン五合目」に着くまで止むことはない。スプリンターである筆者に言わせれば、この坂を嬉々として登っていく人たちは(言葉を選ばずに言えば)もはや変な人である。

【富士山】富士山スカイラインクライム(St.富士駅)

五合目に向かうルートのうち、最も景色が美しく、そして最も登るのがこのコースだ。スタート地点「富士駅」の海抜は13.4m。そしてゴール地点の富士宮口五合目は2400m(五合目の中で最も高地)だ。これなら胸を張って「富士山(五合目)まで自転車で登ってきた」と言って良いだろう。その距離47.3km獲得標高は実に2417mにもなる。12kmほど走った頃からすでに登りが始まるため、実に35kmをひたすら登るルートとなる。本格的に登りに入れば7%弱の坂道が延々と続く地獄の行進が始まる。だがその分「富士山スカイライン」の名に恥じない素晴らしい景色が待っているのも事実だ。つづら折りの折り返しの度に、全身に鳥肌が立つほどの絶景が待っている。ぜひ、しっかりと補給と服装を準備した上で挑んでほしい。

【富士山】富士山スカイラインクライム(St.御殿場駅)

おそらく関東圏のローディが「富士山スカイライン」を登ろうとした際に最もポピュラーとなるコース。ヒルクライムのルートとしては知名度は低いが、富士山へのヒルクライムルートの中でも最も景色の良いラインだ。また、他のルートと同じく、富士スカイラインは高い斜度が連続する厳しいであるものの、このルートは他のそれ異なり、中盤には約1kmと2kmの平坦区間と区間内にある「森の駅 富士山」がある。そこで小休止をとることができるため難易度は高くないだろう。 とはいえ、前半には8%を超える道が10km以上、後半も再度7~8%斜度が連続し、時にはその斜度はMAX20%近くになるため、かなり険しい道のりであることには違いない。ただ、その分見返りとして得られる絶景は、その苦しみが十分に納得できるほど美しいものだ。 ちなみに、富士山スカイラインは南側のJR富士駅からもアタックできるが富士山より東側在住の場合交通がやや不便になる。

【富士山】富士一周ロングライド

富士エリアでグランフォンド級のライドがしたいならこのコースだ。主要な道の駅や、牧場などの富士山嶺ならではの観光地を中継地として、110kmを旅する欲張りなルートだ。風景、自然環境、食、富士の魅力を存分に足沸くことができるだろう。ただ、獲得標高は2000mを越えるためかなりハードでもある。2000m超えのライドを経験したことがない場合は、休憩や時間の計画に十分な余裕を持って臨んでほしい。なお、本ルートでは交通や宿泊を考え河口湖を起点としているが、同じく宿泊や滞在を行うなら山中湖もおすすめだ。

【富士山】富士山スカイライン周遊ルート

山中湖を拠点とすることを前提とした、富士山スカイラインを走り抜ける観光にはもってこいのルート。前半は富士山の裾野のひらけた平野地帯を駆け抜ける。後半は、富士宮駅側から富士山スカイラインを登り、標高2,000m前後にもなる高山道路を、左には雄大な富士山、右側には海まで続くパラ野間ビューを眺めながら走る。距離的には100kmに満たないが、富士山スカイラインへの登坂と、帰り道、最後の籠坂峠の登坂が難所となるだろう。

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富士山

名峰「富士」。標高3,776mの日本一のその山は、ロードバイク旅においても最も魅力的な場所のひとつだ。毎年初夏に行われる『Mt.富士ヒルクライム』のコース「富士スバルライン」をはじめ、「ふじあざみライン」「富士スカイライン」と名だたる坂がクライマーたちを魅了し、周囲に有する5つの湖や高原地の草原が作り出す雄大な風景が、全てのローディを楽しませてくれる。まさに理想の「ロードバイク旅」を叶えるにふさわしい、編集部イチオシのエリアだ。漫画「弱虫ペダル」に登場するインターハイのコース、及びゴール地でもある。