旅ノウハウ

ロードバイク旅の行程を設計・準備するスマートな方法

ロードバイクでの旅では事前に決めるべきことがいくつかある。「行き先」と「行く過程」だ。どんな宿にとまるのか(コスパ重視なのか、雰囲気重視なのか)、ロードバイクでどのくらいの距離を走るのか、どのくらいの山を登るのか。そんな"ロードバイク旅の準備の仕方”をスマートにこなすことのできるWEBサービスやノウハウをご紹介したい。

how to ready!
    自転車ルートの決め方
  1. ロードバイクアプリ「STRAVA」を利用する
  2. 地図WEBサービス「ルートラボ」を利用する
  3. 自転車で立ち寄るスポットの決め方
  4. 休憩場所の確認
  5. 景観ポイントの確認
  6. 自転車店の確認
  7. 宿・旅館・ホテルの決め方
  8. Booking.comでとる
  9. Airbnbでとる
  10. 自転車が置けるかの確認
  11. 洗濯機・乾燥機の有無確認
  12. まとめ

自転車ルートの決め方

 ロードバイク旅といえば片道100km〜200kmぐらいを1日かけて走ることが多い。自身の体力に合わせて、自宅から目的地までの最適なルート選択することが非常に重要。どの道を通るのか(そもそも自転車はその道を通れるのか)、どの山を通る、あるいは迂回するのか。そんなルート設計に便利なサービスをまずはご紹介する。

ロードバイクアプリ「STRAVA」を利用する

STRAVASTRAVA

 「STRAVA」とは、ランニングやロードバイクの実施内容を記録、その履歴の共有や、トレーニングコースの作成(webのみ)と共有ができるソーシャルネットワークサービスだ。
WEBサイト、スマホアプリがあり、基本利用は無料で、FacebookやGoogleのアカウントで簡単に登録できる。ロードバイクを始めるならスマホにまずは入れておくアプリと言えるだろう。
 STRAVAでは、「マイルート」ページから自分のルートを作成することができる。作成されたデータには、ルート地図に距離や獲得標高、斜度などが教示される。アプリがあれば、出先にスマホで確認することもできるし、一緒に走る人へ事前にルートを共有することもできる。長旅に出かけるのであれば、ぜひ事前に作成した方が良いだろう。

地図WEBサービス「ルートラボ」を利用する

lote LaboSTRAVA

「ルートラボ」はYahoo!Japanが提供する、無料のルートの共有ができるネットワークサービス。ルート作成という点ではSTRAVAと同じだが、その「作成」に特化している点がポイント。非常に簡単に細かなルート作成&調整ができたり、区間ごとの斜度などの確認が可能だ。またアカウントがなくても、ルートの作成&共有することができるという点が嬉しい。

自転車で立ち寄るスポットの決め方

走るルートを作成したら、次はその道中にある「立ち寄るスポット」のチェックだ。大きく分けると「休憩(食事)をとる場所」と「景観スポットの場所」だ。

休憩場所の確認

 ロードバイク旅にとって、休憩場所の設定は非常に重要だ。長距離ライドでは長くとも2時間程度に1度はで休憩を取ることになるだろう。今の日本ではコンビニがいたるところにあるため、市街地を中心にルートを作成している場合は、そこまでしっかり決める必要はないだろう。しかしながら、山間部を中心に走り抜ける場合(例えば都内から富士山へ向かう道志みち)は、20km以上先までまともな休憩スポットがないという場合もある。また食事をとるのであれば、それこそロードバイクの醍醐味のひとつと言えるので、できればその地物と食事が楽しめる飲食店を探そう。食事にそこまで興味がなくとも、小休止や軽食が取れる喫茶店などや、最悪でもイートインできるコンビニなどはチェックしておくと良いだろう。

景観ポイントの確認

 特に山間部がルートに入っている場合、ほとんどの峠の頂上の前後で、見晴らしの良いポイントや、立ち寄ってみるべきスポットがある。簡単に探すのであれば、やはりweb検索で《峠の名》×《景観》などで探す方法が早いだろう。またグーグルMAPで、同じく峠名と景観で調べてみても意外と出てくるはずだ。そうして候補をいくつかピックアップすれば、あとはそのスポット周辺をグーグルストリートビューで確認するだけだ。(最近のグーグルのストリートビュー&360度カメラの網羅率には、本当に驚かされる。)

自転車店の確認

 これは是非、必須でやっておいてほしい。もちろん突発的な事故に対処することが目的だが、ある程度めぼしい自転車屋を事前に把握しておくと、それによってルートの微調整や休憩ポイントのとる場所の調整を行うことができるからだ。実際、自転車店に立ち寄らなければならないほど深刻なトラブルは、ほとんど起こることは珍しい。しかしながら、編集部では実際に八王子〜山中湖のルートの道中、山中湖30km手前でホイールシャフトが骨折。山間のど真ん中なため、当然周囲に自転車店は全くなく、最寄り駅までも19km弱という状況に陥った…。最終的には、山中湖近くの自転車店に(通常そんなサービスはやっていないのに)車で来ていただき、ピックアップしていただいたのだ(当然それなりの謝礼を支払うこととなった)。そのために高額な出費を払う前に、是非自転車店のあるルートを選んでいただきたい。

宿・旅館・ホテルの取り方

 ロードバイク旅の場合でも、「宿を取る」方法はもちろん通常の旅となんら変わらないだろう。ここではおすすめの予約サイト2つと、ロードバイクだからこその予約時のポイントを紹介する。

4.Booking.comで予約する

Booking.comBooking.com

 Booking.comはテレビCMも行なっている大手サイトなので、詳細はここでは割愛し、メリ&デメについて以下を参照いただきたい。

メリット&デメリット

【メリット】

・予約料金が安い ※他サイトに対しての最安値保証制度も
・予約完了までのステップ数が少なく簡単
・予約履歴、予約状況の管理がしやすい(専用スマホアプリも有)
・クレジットカードが利用可能 ※提携カードはサイトをご確認ください

【デメリット】

・口コミについて日本語以外が多く「宿泊先のサービス内容の比較」には向かない
・他のサイトにある割引クーポンなどがない(ただ、元々安い)

 やはり、おすすめする最大の理由は「低価格で確保できる」という点だ。もしロードバイク旅が好きなら、少なくても3、4ヶ月に一度はロードバイクに乗って出かけるだろうし、多ければ毎月宿泊を伴うロードバイク旅に出かけるかもしれない。そうなると年間の宿泊費だけでもかなりの費用になってくる。誰もができるだけ出費を抑えたいはずなのだから、booking.comを利用しない手はない。

7.Airbnbでとる

AirbnbAirbnb

 Airbnbは『空いている部屋を所有する民間の人』と『部屋を借りたい人』とのマッチングサービス。いわゆる民泊だ。(「そもそも、なんと読むのか?」「民泊って?」という方は、「エアログ」というサイトが非常に詳しく紹介しているので読んでみてほしい。)いわゆる「シェアリングエコノミー」と呼ばれる、シェアを行うことで、経済的・環境的負荷を減らす考え方に基づいたサービス。日本では2011年からサービスを開始日本全国に数万室が掲載されている。
 こちらは民泊であるため、先に紹介したBooking.comよりもさらに低価格で宿泊をすることができるだろう。しかし低価格以外でもAirbnbをおすすめする理由がもう一つある。「その土地を感じられる」ということだ。旅館やホテルのように画一的ではに個性的な部屋(家)で、個性的なホストの人たちと出会い交流することは、「旅」というものが与えてくれる醍醐味の一つではないだろうか。
 もし民泊をしたことがない、Airbnbを見たことがないという方は、是非一度サイトを訪れて見てほしい。非常にクオリティの高い部屋が低価格で提供されていることに驚くだろう。

自転車が置けるかの確認

 基本的なことだが意外と忘れがちなポイントだ。小さな民宿ではスペースがない場合もあるし、大きなホテルであれば外の駐輪場に止めなければならない場合もあるだろう。特に民泊であれば、場所によっては外に止めることが危険な場合もあるため、是非予約前に確認することをおすすめする。

洗濯機・乾燥機の有無確認

 ロードバイクは、季節に関わらず非常に汗をかくため、できれば翌日同じ服は避けたいところだ。しかしながら、1着分の上下を持参するとなると(ロードバイクの価値基準では)非常に荷物が増えてしまう。そこでやはり「宿泊施設で洗濯できる」ことは、ロードバイク旅にとって非常に高いメリットになってくる。冬の場合、人によってはベースレイヤーのみもう一着用意し、上下はそのままという選択肢もある(が、それはかなり玄人の部類だろう)。

ロードバイク旅の行程準備まとめ

 ロードバイク旅は、準備完了までのステップは大きく普通の旅となんら変わらない。しかし「行き方」を決める際に、その行程を綿密に計画するという点をしっかりと行わなければならい。また宿泊施設などの予約時にも一手間が必要となる。しかしそれらの手間を差し引いても、ロードバイク旅は本当にたくさんのものを与えてくれる。だからこそ、トラブル一つで、準備間違い一つで、非常に苦しむことになる場合もある。非常に概論ではあるが、本記で紹介した事前準備のポイントが、充実したロードバイク旅の一助となれば幸いだ。