旅ノウハウ

ロードバイク旅必須アイテム10選

 ここでは、ロードバイクの人口が増えて来ているに当たって、おそらく今後も需要の増えていくであろう「ロードバイクでの小旅行」。おおよそ1泊二日程度の長距離ライドにおいて、持っていくべきアイテムを厳選してみた。

  1. 輪行ケース
  2. 予備タイヤチューブ
  3. 保険証
  4. 1000円札(自販機など)
  5. クレジットカード
  6. 着替え
  7. 携帯充電器(ライトの充電器)
  8. 携帯空気入れ
  9. ウインドブレーカー
  10. サドルバック(M)
  11. まとめ

上のリストの通り、実はロードバイクでの旅行に際して持っていくべきアイテムはそこまで多くはない。というよりも「多くは持っていかない方が良い」といった方が正しい。せっかくロードバイクで旅に出るのであれば少なくとも100km以上は走行したいところ(初めは驚く距離かもしれないが、何度も走っていると大した距離ではないと思うようになるだろう)。そうした時に、大きな荷物(例えばリュック)などを持っていけば、必ず後悔することになる。「なぜ、1泊二日にこんなに荷物を持って来たのか…」と。
とは言え、ここでは最低限のアイテムを紹介しているので、それぞれ追加で必要だと思えるものを持っていくのも良いだろう。

1.輪行ケース

走行距離が100kmを越す場合、ほとんどが県をまたぐか、山を1つ2つ越えることになる。当然、気候や道の環境により非常に過酷なライドになることもしばしば。だから、いずれは誰しもが「DNF(リタイア)」する日がくるはずだ。例えば、80km先まで行って何らかのアクシデントで自走が不可能になり、リタイアせざるを得ない場合、帰路は確実に公共の交通機関になる。しかし、現在、各鉄道事業者の運送約款の中には、荷物(自転車)の持ち込み関して記載がある(以下に引用)。だからこそ遠出する際には必ず携行するようにしよう。

旅客は、第309条に規定する以外の携帯できる物品であつて、列車等の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り、3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量が30キログラム以内のものを無料で車船内に2個まで持ち込むことができる。ただし、長さ2メートルを超える物品は車船内に持ち込むことができない。
(1) 自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの
JR東日本|旅客営業規則第2編第10章手回り品

2.予備タイヤチューブ

チューブは走行距離の長短にかかわらず、ぜひ携行しておいた方が良いだろう(むしろ携行していないローディに出会ったことがない)。ロードバイクは意外と簡単にパンクしてしまうのだ。できれば2本携行しておくことをおすすめする。(実際に編集部では、連続で2度パンクを起こし、別の同行者にいただいた経験がある)

3.保険証

事故に合わないに越したことはないが、しかしながら、だれも好きで事故に合うわけではない。自信があっても「不慮の」という場合に備えてこちらも必ず携行しておこう。

4.1000円札(自販機など)

意外と重宝するのが「1000円札」。ロングライドに出る場合、編集部では少なくとも一万円分を1000円札で持参している。5000円分をポーチに、もう半分をサドルバックなどに忍ばせておくと良いだろう。万が一ポーチを落としてしまったとしても、直近の対応はなんとかなるはずだ。

5.クレジットカード

これは人によっては不要となるかもしれないが、編集部メンバーはこれによって助かった。サドルバックと同じく、長距離ライドの際、不慮のトラブルで新幹線で帰らざるを得なくなった際、持ち合わせがなくクレジットカードを使用せざるを得なくなったのだ。少々不安かもしれないが、最悪、キャッシュカードだけでも携行しておいた方が良いだろう。

6.着替え

着替えに関しては、シンプルに「下着」「靴下」、この二つで良い。なぜなら、ほとんどのロードバイクジャージには速乾性があるからだ。そしてポイントは、宿泊先を選ぶ際に洗濯機&乾燥機がある宿を選ぶこと。稀に貸し出し不可の宿もあるため、コインランドリーまで出かけるか、もしくは翌日もそのままジャージを切る羽目になる。また就寝時には宿には寝間着が必ずおいてあるし、それで事足りるはずだ。
被服は最も体積を要するし、かつ選び出すとキリがない。少しでも積載量を減らすために、必要最低限のもの以外は諦める方が懸命だ。

7.携帯充電器(ライトの充電器)

わかっていても忘れてしまう人も多いのではないだろうか。携帯電話はライド中にほぼ使用しないという人には不要かもしれないが、それでも、ルート案内アプリやログアプリなどを使用する場合、ロードバイク旅では必ずと言っていいほど充電切れになる。また、200km以上走行する場合は、夜間(少なくとも夕暮れ)時も走行する可能性が高い。もし連日そのような状況になるのであれば、ライト用の充電器(もしくは替えの電池)を携行した方が良いだろう。

8.携帯空気入れ

 替えのチューブに空気を入れるために必須のアイテム。これは一緒にライドするメンバーの中で誰かが持っていれば良いかもしれないが、もし山の中でグループから遅れている時にパンクを起こした場合、予想外の緊急事態になる(携帯が通じない山道はまだまだ日本に多くある)。サドルバックにも入る15cm程度の製品も多く出ているので、ぜひ用意しておこう。

9.ウインドブレーカー

長距離の場合、明け方から夕暮れまで通して走ることもあるだろう。また、急な天候不順、風なども度々起こりうる。そんな時のために、分厚いジャケットを用意しておくのも手間だが、ウィンドブレーカー1枚さえあれば、薄手のものでもかなりの防寒にはなる。山道では、標高が上がると思っていた以上に寒くなるし、特に下りではかなり重宝するアイテムだ。

10.サドルバック(M)

これまで書いてきたアイテムは、サドルバックのMサイズ(ここではTOPEAKのAero Wedge Packが参考)に入るもののみでまとめている。リュックを用意しなければならないようなアイテム、もっと言えば、ジャージのバックポケットにいれなければならないような携行量であれば、一つ一つが小さくとも長距離ライドでは、蓄積すればかなりの疲労になるため避けるべきだ。

最後に

前述した通り、たとえ宿泊を伴う旅であろうとも、サドルバックに入るアイテムで抑えることを念頭に準備しよう。ただ、当然例外の場合もある。冬に標高2000mを超える山を目指したり、2連泊する場合など、用意すべき荷物がどうしても入らない場合は、15Lなどの大きめのサドルバックを別途用意するという選択肢もある。いずれにせよ「本当に最低限必要なアイテム」と「疲労が少なくて済む積載の方法」になるよう用意することが大切だ。