旅ノウハウ

<ロードバイク旅入門> 初心者向けロードバイクの始め方AtoZ

最近自分の周りでもロードバイクを始めたいという人が増えているのをすごく実感する。健康志向かスポーツ志向かはさておき、ロードバイクは「旅行とセットとなっているスポーツ」である点が多くの人に好まれている理由の一つだろう。ただ一方で、購入する際に知識がないことでサイズや値段についてちょっとした“失敗”をしている人がいるのも事実。知るべきことを知る前にとりあえず店に行き、店員の言うままに買った結果だ。決して安い買い物ではないからこそ、この記事で最低限の知識を身につけた上でロードバイクの購入にあたってほしい。そうすれば失敗することなく、これまでの人生で味わうことのできなかった素晴らしい体験を始められるはずだ。

  1. ロードバイクとは
  2. ロードバイクの選び方
  3. 購入する自転車店を探す
  4. ロードバイクの価格と予算について
  5. サイクルウェアの購入について
  6. ビンディングペダル・シューズは買うべきか
  7. ロードバイク旅に出発するための準備
  8. 最後に

1.ロードバイクとは

ロードバイクと他の自転車の違いは何か。最も大きな違いは大前提が「ロードバイク」という舗装道での競技のために進化してきたという背景がある。つまり、平坦だろうが峠道だろうが、理論上、「人力において最も速く走ることができる機械」ということだ。つまり、自分の力だけで旅行をしようと思った時に、最も楽に、遠くまで、あるいは高くまで、到達することができる手段と言っても過言ではない。そのため、近場を走ることを前提とする人は、クロスバイクなどのもっと安価に購入できるシティバイクの方が良いだろう。とにかく軽く、とにかくよく進むロードバイクをせっかく手にするのだから、ぜひより遠くまで、高くまで行ってみることを志向してほしい。
ちなみに違いといえば、決定的に違うのがやはりその「軽さ」。クロスバイクであれば10kg台なら軽いと言われるが、ロードバイクならエントリーモデルでも当たり前のように8kg台からある。軽いバイクと言われるのは6kg台からだ。このレベルまでいくと指一本で持ち上げることができてしまう。

フレームの形状

ロードバイクの種類はイコール「フレームの種類」となる。どういうことか、例えば一般的な自転車は、すぐ乗れる状態で販売されているが、ロードバイクはフレームとコンポーネント(ギアやブレーキなどのパーツ)でばら売りされており、その中核を担うのが「フレーム」だ(近年は、大型量販店が完成車で販売してることも多くなった)。
そしてフレームの種類は形状と材質によって複数の種類が存在する。フレームの形状は「オールラウンドバイク」「エアロバイク」「エンデュランスバイク」の3種類。素材は「クロモリ」「アルミ」「カーボン」の3種類だ。素材は最近はほとんどアルミかカーボンのため、ここではこの2種類を説明する。そのため一般的な選択肢は形状3種類×素材2種類の6種類から選択することになるだろう。

<オールラウンドバイク>

SPECIALIZED tarmac
©SPECIALIZED | tarmac

昔から存在するロードバイクといえばこのタイプ。山道から、平坦道までオールラウンドにこなすロードオブロード。剛性(力の伝わりやすさ)、軽量性、ハンドリング性能など、全ての性能のバランスが良い。様々な場面で高い性能を発揮するため、山岳を超えるようなハードなロングライドからロードレースまで、ホビーライダーにとっても競技志向の人にとっても重宝される。
軽さを求めたり、メーカーの最もレベルの高いバイクを求めるならば、まずこのオールラウンドバイク見ると良いだろう。

<エアロバイク>

SPECIALIZED venge
©SPECIALIZED | venge

近年注目されるようになったタイプの空力特性に特化した自転車。とにかく平坦道や下りで誰よりも速く走りたいと考えている人にオススメ。またそのメーカーの最新技術が反映されていることが多く、何よりもテクノロジー志向のローディにとってはたまらないアイテムになるはずだ。特にCerveloのSシリーズ、SpecializedのVengeなどの名機には時代を象徴するスプリンターが乗ることが多いため、プロのロードレース大会でもよく目にすることがあるだろう。
形状としてはとにかくゴツい。フレームは太く(正面から見ると薄く見える)、剛性が高い(踏み込んだ時にたわまないので力が伝わる)。そのため重量は通常のロードの+800g〜1kgぐらいはある。もちろん軽いフレームも最近は増えてきている。

<エンデュランスバイク>

SPECIALIZED tarmac
©SPECIALIZED | roubaix

見た目はオールラウンドバイクと大きく変わらないが、フレームが路面からの振動を吸収するよう設計されているのが最大の特徴。とにかく長距離&長時間のライドを快適にしてくれる。海外ではクラシックレースと呼ばれるワンデイレースなどで未舗装道や、パヴェ(石畳の道)が登場するため、これに合わせてメーカーは作っていることが多い。なので、特にフラッグシップバイクなどでは舗装道の振動ぐらいは軽く吸収してしまう力がある。
ロングライド主体で自転車を乗る人や、すぐにお尻が痛くなってしまう人はエデュランスバイク(お尻が痛いのは乗っているとそのうち慣れるが)。またスピードや軽さよりも未舗装道などアドベンチャーバイク的な使い方を想定している人もこのバイクが選択肢にあがる。

ロードバイクを購入する目的の確認

周りの人を見渡してみるとロードバイクを始める人が行きつく先は大きく分けて、3種類ある。

旅志向型

週末、友達と200km近いロングライドを行い、旅を目的とする人たち。RBJ編集部もこの志向の人たちが集まっている。基本的には軽くて、丈夫なロングライドに向いた装備を行う人が多い。
始めるきっかけとしては一番多いのではと感じるため、迷っているのであればまずはこの志向で、軽くて丈夫なアルミバイクから始めると良い。

競技志向型

エンデューロやヒルクライムなど、特定の大会を目指して日々鍛えている人たち。速さを求めてハイエンドバイクを購入する人が多く、とにかく軽く、剛性の高いバイクを求める傾向にある。
初心者の段階である程度競技志向をもっているのであれば、エントリーカーボンモデルにするかCannondaleのCAADシリーズ、あるいは平坦向けのエアロモデルをオススメしたい。本気でやるとすぐに次のバイクが欲しくなるので最初の自転車選びは慎重に行きたい。

街乗り志向型

どちらかというと日常使いを目的とする。日常使いを目的にするのであれば、編集部的にはロードバイクよりもクロスバイクをオススメする。取り回しが簡単だったり、柔らかいクロモリモデルが充実しており、何よりデザインが都会志向のものが多い。ロードバイクはどうしても100km以上乗ることを想定されたつくりになっており、パーツ一つ一つが高いため街乗りメインだとコスパが悪いように感じてしまう。

2.ロードバイクの選び方

エントリーモデルとはどんな自転車か

ロードバイク各社は自社のファンを作るために、戦略的にエントリーモデルを出している(一部のハイエンドブランドは出していないところもある)。多くは、アルミモデルのオールラウンドバイクだ。最近の流行から、エアロバイクのアルミモデルを出し始めたブランドもある。長い年月をかけたオールラウンドバイクの方が完成度は高いが、同様にこれから完成度が高まっていく可能性もあるため楽しみだ。
基本的に15万円~25万円の中に納まるモデルが多い。気を付けるポイントは、できればコンポーネントをシマノの「105」以上にしておくことの1点ぐらいだ。理由としては「105」より下位のコンポーネントだと、ギア数が10速(「105」以上のモデルは11速)のためギア周りのパーツ交換を行う際に、コストがかなりかかってしまう。

メーカ―について

ロードバイクを選ぶときの一番の悩みどころは、やはりどのメーカーにするかではないだろうか。ロードバイク初心者であれば、メーカーによる性能差は(特にミドルクラスのバイクまでなら)ほぼ感じないはずだ。なので好みのデザインやブランドイメージ、ロゴの好みなどで選んでしまっても良いだろう。
以下に、代表的なロードバイクメーカーをおおまかな地域別に紹介する。いずれも世界的ブランド&比較的日本で取り扱いの多いブランドなので参考にして欲しい。

エリア別ロードバイク有名ブランド

シェア率はかなり高い!アジア勢(台湾)
GIANT/ジャイアント コスパ最高レベル!エントリーモデルも豊富
MERIDA/メリダ 我らが新城幸也のバイク
マッチョな走りを目指せアメリカ大陸
SPECIALZED/スペシャライズド 元はオフロードを広めた企業
cannondale/キャノンデール 高品質アルミフレームの代表格
TREK/トレック 無骨さは女性にも人気
Cervélo/サーヴェロ 高い…。でも速さは折り紙つき
FUJI/フジ 逆輸入車(旧名:日米富士自転車株式会社)
おしゃれと愛の国イタリア
KUOTA/クオタ 2001年発足実力派新興イタリアンブランド
Bianchi/ビアンキ 女性人気ナンバーワン。ビアンキブルーが素敵
PINARELLO/ピナレロ 流線型のフロントフォーク!ヴィトン傘下のおしゃれ代表車
Wilier/ウィリエール あぁ…、やっぱりイタ車って美しいな
COLNAGO/コルナゴ 美しいフォルム、職人による塗装、まごう事なき高級車
DE ROSA/デローザ かわいいかわいいかわいい。しかし、意外と男性でも人気
質実剛健!ドイツ製品
Focus/フォーカス シクロクロスチャンピオンが創設
Corratec/コラテック 質実剛健代表(というイメージ
Canyon/キャニオン ネットオンリー戦略で実はコスパNO.1!?
その他ヨーロッパ
LOOK/ルック フランス|フランスロードの速さの象徴
TIME/タイム フランス|最強のカーボンマシン。その前身はLOOKと同じ
SCOTT/スコット スイス|超軽量フレーム(今泉くんが壊したやつ)
BMC/ビーエムシー スイス|BMCのチームはタイムトライアルが強い。あと、小野田坂道
RIDLEY/リドレー ベルギー|ベルギーは自転車が国技です
BH/ビーエイチ スペイン|100年の歴史ある技術力

▼ブランドごとのイメージや特徴ををもっと知りたいなら、以下の記事を参考に。
》ブランドの特徴を総ざらい!ロードバイク主要ブランド29選

将来的なパーツ交換を考えておく

ロードバイクを購入した後にもっとも聞く「失敗」は、パーツに関する話だ。初めてロードバイクを購入する人は、おおよその方が完成車を買うわけだが、その視点の中心はフレームであることが多い。
だが、ここで一考していただきたいのは「フレームは大体どのメーカーも良い製品」であるということ。「メーカーがエントリーモデルを出す理由」は、まずは自社のファンになってもらい、そして次のバイク(つまりもっと高いバイク)を買ってもらうためだ。そのため、エントリーモデルはある意味メーカーの商品戦略の中枢であることが多く、だからこそ、エントリーモデルのフレームのコスパはかなり高いと言える。
しかしながら、問題なのはそれに付随するパーツなのだ。特にコンポーネント(通称コンポ。ギア周りのパーツとブレーキ)と、ペダル、そしてシートに関しては知識がないために、付属しているパーツをとりあえず買っておいて半年も経たないうちに買い替えを検討し始めてしまう(それこそが「大人のプラモデル」と言われる所以でもあるかもしれない)。なので、付随するパーツについてはどのようなレベル感のパーツがついているかを自分で調べるか、お店の人に確認した方が良い(なので店選びは重要)。コンポについては兎にも角にも「105以上にしておいた方が良い」とここでは端的に書いておく。他記事でこのコンポについてばまた別の機会に深く掘り下げたい。

3.購入する自転車店を探す

ある程度欲しいロードバイクの【フレームタイプ】【素材】【ブランド】が決まったら、次はどこで買うか、だ。方法としては①量販店、②プロショップ、③メーカー直営店(専門店)の三択。ネットで購入する方法も有るが、ロードバイクはかなりの繊細な機器。少なからず日常のメンテナンス技術は必須になるので、最初はしっかりと説明が受けられる店舗で買うことをオススメする。
また、一通りの走れる状態で販売される【完成車】で買うか、フレームからペダル、サドルまでパーツを組み上げる【バラ組】で買うかによっても、価格や自由度が変わってくる。

購入ルート別のメリ&デメ

【量販店】

自分の買いたいバイクがほぼ決まっていて、カスタムを希望しない場合は、量販店での完成車購入が良いだろう。ただ、ぼんやりとしか決まっていない段階でなんとなく量販店に行くと「お店が売りたいバイク」 を勧められてしまう場合もあるので注意が必要。

【プロショップ】

できるだけ1つ1つのパーツにこだわりたいなら、プロショップでバラ売り購入がオススメ。なぜなら、プロショップは、フレームやパーツ、ブランドに関する知識が幅広いため、相談しながらより自分好みのバイクを組み上げることができる。
ただ、デメリットとしては、完成車と比べて納車されるまでに手間や時間がかかる。(注文から納車まで、1~2ヶ月ほどは心積もりしておこう)

【メーカー直営】

ロードバイクを始める段階では直営店はオススメしない。理由はまず、店舗の数が少ないこと。一部の大手ブランドが都市部に店舗を展開しているだけなので選択肢が限られてしまう。そのため、純正パーツが手に入りやすいという以外、特にサポートの面など、来店の手間がかかってしまうため最初の一台を買う場としてはデメリットが大きい。もし乗りたいロードバイクのブランドがすでに決まっていて、自宅近くに店舗があるなどの場合のみ直営店を検討しても良いだろう。

  量販店 プロショップ メーカ直営店
価格
店舗による価格差はあまりない。年式落ちが狙い目。
△〜◎
傾向としては高くなる。しかしパーツを自分で海外から仕入れるなど安くする方法も。

価格はあまり安くならない。
購入方法 完成車がほとんど。その量販店が契約しているメーカーから量販店都合でチョイスされることも。 完成車もできるが、バラ組でこそ本領発揮。予算を伝えてその中で組んでもらうのがベスト 完成車のみ。バラ組で買うのであればフレームのみ、など目的を持った利用を。
自由度
あまりない。バラ組で購入もできるが、結局割高になりがち。

企業の都合によらず、本人が本当に欲しい1台を手に入れられる。
×
まず日本に数が少なく、利便性が悪い。純正パーツの入手先。
サポート 安心・早い。全国展開店舗だと出先でも無料サポートを受けられるため。初心者にはオススメ。 親身になってもらえるが、メンテナンスなどは独学&自身で行う覚悟を。 日本に直営店舗を持つメーカーなら、純正パーツが手に入りやすいという長期的メリットも。

なおもし、友人や知人にメカニックがいるなら、オークションやプロショップ、海外サイトでパーツを買い集めて、自宅で自身で組み上げてみるのも、ロードバイクの楽しみ方の一つだ。

4.ロードバイクの価格と予算について

はじめに断っておくと、ロードバイクは「大人のプラモデル」と比喩されることもあるくらい、高価な部類の趣味だ。しかしながら、実だが、最初の導入時にある程度の資金を用意できれば、ランニングコストは他の大人の趣味(例えばゴルフなど)と比べても安価だと言える。

導入時にかかる予算感

導入時には25〜35万円は用意したい

ロードバイク購入を検討するなら、最低でも25万円は確保しておきたいところだ。いきなりの高額で驚愕する方もいるかもしれない。確かに、ビギナー向けのロードバイク本体であれば10万円前後から手に入れることはできる。しかし、最初だからこそ、メンテナンスや乗り心地のことを考えるとある程度のグレードを選ぶことをオススメする。低価格なバイクではじめてしまうと、必ずと言っていいほど後から買い換えたくなるはずだ。

間違っても5万前後の自転車は避けたい

ネットで調べれば2万円前後から「ロードバイク」と銘打った商品は出てくる。しかし、あえて誤解を恐れずに言うと「それらはロードバイクではない」。
何十キロ、何百キロもの距離を走るロードバイク(もしくはその旅)は「過酷」だ。その過酷さを乗り越え、「走る楽しさ」「旅の醍醐味」を十分に味わせてくれる自転車こそロードバイクと呼ぶにふさわしい。Road bike Journeyでは、そんな「ロードバイクでの旅」、つまりある程度のロングライドに耐えうる、自転車を「ロードバイク」として紹介したい。

予算の内訳

あくまで大まかな内訳だが、予算の配分は①本体価格20万前後、②アクセサリー類で3〜5万、③ウェア類で4~7万、の3つだ。これだけあれば、本格的に「ローディ」の仲間入りだ。

ロードバイク本体以外にかかるアイテムについて

ロードバイクは、場合によっては非常に過酷なスポーツ(趣味)だ。大自然は時に容赦無くローディに襲いかかる。この先、気候の急変動や、悪路によるトラブルなど、様々なアクシデントに見舞われることだろう。そんな中、単体でしっかりと目的地まで走り切るためには、そのためのアイテムを準備しておく必要がある。そのため、バイクの購入前から装備はどのようにするか、ある程度イメージしておいた方が良い。必要なアイテムについては別記事でも詳細をまとめているので参考にして欲しい。

まずは買っておくべきロードバイクアイテム

  1. フロントライト
  2. テールライト(反射機材)
  3. クリートペダル
  4. ウェア・メット・シューズ
  5. ビニールポーチ
  6. ボトルケージ
  7. ベル(警鐘機)
  8. 空気入れ
  9. サドルバック(ストレージボトル)
  10. 携帯工具

余裕があれば買っておきたいロードバイクアイテム

  1. ドリンクボトル
  2. サイクルコンピューター
  3. パンク修理キット(携帯空気入れ、タイヤレバー)
  4. 予備タイヤチューブ
  5. 輪行ケース
  6. スマホホルダー

5.イクルウェアの購入について

サイクルウェアとは?

街を歩いている時、カラフルでタイトなウェアを身にまとい、ロードバイクで颯爽と街をかけぬける人を一度は見かけたことがあるだろう。彼ら彼女らが身につけている服装は、ロードバイクで走ることに特化した「素材」「デザイン」「形状」をもつ専用のスポーツウェアだ。単に「ロードバイクウェア」または「サイクルジャージ」(後者は、主に上半身のウェアのことだが、総称して全体を指す単語として使われることが多い)と呼ばれる。
まず、初めに揃えておくべき基本的なウェアアイテムは(季節によって1、2個増えるが)以下の9つだ。
①ヘルメット / ②サングラス / ③ジャージ / ④ジャケット / ⑤ベースレイヤー / ⑥レーサーパンツ / ⑦グローブ / ⑧ソックス / ⑨シューズ
他にも、アームウェア(腕部分のみの被服。直射日光を防いだり防寒具の機能)やレッグウェア、キャップなど多数のサブアイテムがあるが。導入時にはあまり検討しなくても、経験を積んできてからチョイスしていくと良いだろう。

サイクルジャージ

ロードバイクを始める人の中には「あんなにぴったりとした服を着るのは恥ずかしい」もしくは「必要ない」と思っている人もいるかもしれない。しかし、ロードバイク乗りをこれから名乗るのであれば、ウェアは必ずタイトな「専用のサイクルジャージ」を選ぶことをオススメする。理由は、「空気抵抗」「運動性」「体温管理」の3つだ。

空気抵抗

ロードバイクで30km以上の速度で走ることができるようになると、その「空気抵抗」の力に驚くだろう。初心者のほとんどは、無風状態でも40kmで巡行することすら難しいはずだ(世界のトッププロは100km以上の距離を平均時速50km/h近くで走る!)。そのため、ジャージは体にフィットする形状になっている。選ぶ際には、普段のサイズよりも「少し小さいかも」くらいで選ぶと良いだろう。

運動性

ライド中は前傾姿勢の特殊な体制のまま、ペダルを何度も回さなければならない。そのため、ジャージ(ショーツにも)は特殊な裁断・縫製がされている。またジャージの腰部分には「バックポケット」がついており、ライド中の食事や携行する装備品を入れておくことができる。長時間乗り続けるロードバイクだからこその形状なのだ。

体温管理

ロードバイクに乗っていると大量の汗をかく。長距離のライドともなればそれは数リットルにも上る。そのため、多くのジャージは、速吸速乾性に優れた特殊な素材で作られており、夏場は速乾による効率的な冷却、冬場は保温・透湿の機能をそれぞれ備えているのだ。

サイクルパンツとビブショーツ

ロードバイクのショーツは、通称「レーパン」と呼ばれる股間部分にパットの入った専用ウェアだ。ロードバイクでの最初のライドでは4、50kmも走ると、疲れよりも、股間部分の痛みに苦しむことになるはずだ。ロードバイクのサドルは力を伝えやすくするためサドルが非常に小さい。そのためは股間部分には、お尻や股間の痛みを軽減するクッション材が入っているのだ。レース向けからロングライド向け、女性向けなど、種類ごとにサイズや厚み、素材など様々にあるので目的に合ったものを選ぼう。

ビブショーツが圧倒的に快適

大きく分けると「パンツタイプ」と「ビブタイプ」の2種類があり、それぞれ、太ももまでのものと足首までのタイプが(少ないが、7部丈も)ある。編集部が是非ともオススメするのは「ビブショーツ」。パンツタイプの場合、ずれないように腰の縁部分にシリコンがつけてあったりするがやはり少なからず腹部が圧迫されてしまう。ビブショーツであれば、若干値は張るものの、肩紐で吊るす形なので腹部が非常に楽だ。デメリットとしては、トイレが若干面倒になる。男性の場合は(サイズにもよるが)「小」であれば、下腹部部分を押し下げれば用を足すこともできる。なお、肩紐・上下が分離できるアタッチメントタイプのものも。

インナーパンツという選択肢も

レーサーパンツがどうしても履きたくない場合や目的地のTPOに合わない場合、「インナーパンツ」という選択肢もある。インナーパンツはボクサーパンツのような形状にレーサーパンツと同じパットがついているアンダーウェアだ。これを下着として履けば、普段と同じ服装でもロードバイクに快適に乗ることができる(と言っても、“ゆとり”がありすぎる服装だと空気抵抗がひどいので出来るだけタイト目の服装が良い)。

ウィンドブレーカーなどのアウター

ロードバイクでいうジャケットとは主に防寒具として、ジャージの上に着る『アウターウェア』のこと。役割別に分けると「レインコート」「ウィンドブレーカー」「冬用(防寒保温)ジャケット」の大きく3つに分けられるだろう。それぞれ気候や気温によって選択される。製品ごとにさまざな機能が追加されているものもあるため一概には言えないが、おおよその性能比較をすると以下のようになる。

種類別の性能比較
  レインコート ウィンドバイカー 冬用ジャケット
防風性
防水性
透湿性
保温性
重量(運動性)
※製品によっては防水性や透湿性を両立した素材などもあり、表示の評価はあくまで一般的なタイプ別の比較。

レインコート

ロードバイク用のレインコートは、通常の「雨具」とはやはり形状・機能の面で大きく異なる。形状は(大体の製品が)ジャージのそれと同じものもあれば、少しゆったりとしたタイプもあるが、できればタイト目のものがオススメ。フード付きの場合はヘルメット対応かどうかもチェックを。機能面では、ほとんどの製品が背中部分などにベンチレーション(換気)機能を備えており、また製品によっては防水機能の他に防風性や透湿性もある「防水透湿素材」などでできている高機能レインウェア(もちろんそれなりに値は張る)などもあり、ウィンドブレーカーの代わりにもなる。複数人でのロングライドや旅行ライド(多少の天候不安では簡単に予定を変更できないライド)を行うなら、持っておいて損はないアイテムだ。
選ぶ際には、必ず耐水圧の数値をチェックしておくこと。またメンテナンス用に、撥水性維持のためのスプレーや専用洗剤、ワックスなども必要となってくる。

ウィンドバイカー

外気(風)をブロックするためのアウターウェア。多くが非常に軽量で、若干の伸縮性のある防風素材でできている。ペラペラだと思ってもその保温性も侮ってはいけない。少しの寒さであればこれ一枚で事足りる。またムレを防ぐための透湿性能の高いものや、そうでなくとも背中部分に穴(ベンチレーション機能)のあるものが多い。夏場に標高の高い山を攻める場合や、時間帯による寒暖差が大きい場合、急な天候不良や多少の雨など、様々なシーンに対応することができる。またレインコートに比べて動きやすい(製品が多い)こともメリットだ。(編集部員はみな、ベンチレーション機能のみ付いた“こぶし大サイズ”になる軽量ウィンドバイカーをサドルバックに常備している。)

冬用ジャケット(防風保温ジャケット)

前面が防風素材、裏地は起毛素材で保温性の高く、バックポケットもついているものが冬用ジャケット。近年の冬用ジャケットは、防風性、透湿性(ベンチレーション含め)の性能も高く、レインコートのような完全防水性とまでは及ばずとも、ある程度の雨なら弾いてくれるため(よほどの局地でない限り)冬場はジャージ+これ一枚で乗り切れるはず。デメリットとしては、高機能とトレードオフで値段も高くなること。あとは、生地に厚みがあり重量も比較的重いく、ものによっては若干ごわつくものも。また、厚手ゆえに、微妙な調整がしづらいということも注意点。あくまで編集部の経験則だが、日中の気温が9度以下の環境で走る機会があるのであれば持っておいたほうが良い。選ぶ際には、形状に加えて、レインコートと同じく耐水圧、そして生地が分厚い分、透湿度の数値を比較すると良い。

冬用ジャケットと長袖ジャージとの違い

製品によって多機能なもあるため明確な区切りは難しいが、もし特徴で区切るとすれば、やはり「前面の防風性能」と「裏起毛などの保温機能」を持っているもの、が「ジャケット」と言えるだろう。特に前面の防風性能は低温下では必須条件になってくるからだ。

上半身のオススメの運用は?

それぞれに長所があり、やはり天気や気候に合わせて選ぶのが良いだろう。ただ汎用性で選ぶなら、やはり「長袖ベースレイヤー」+「半袖ジャージ」+「ウィンドバイカー」の3点を基本(天候が不安定な場合はウィンドバイカーの代わりにレインコートを)とする運用だ。そうすることで、仮に日中かなり気温が高くなっても、ベースレイヤーやウィンドバイカーを脱ぎバックポケットに収納できるため、非常に運用がしやすい。なお、冬季に関しては、最も重要なのは、防風性や透湿性以上に、「ベースレイヤーの吸汗・保温・速乾の性能」だと感じる。走行・停止を繰り返すロードバイクでは、体温の上下変動が激しくなりがちだ。ベースレイヤーさえ高機能なものを持っておけば、かなりの場面で快適に走る&過ごすことができる。

6.ビンディングペダル・シューズは買うべきか

ビンディングシューズ、ビンディングペダルとは

ロードバイクは「ビンディングペダル」という“シューズとべダルを固定することができる”特別なペダルが使われており(一般的な自転車に使われる普通のペダルも装着は可能)、「クリート」と呼ばれる器具を「ビンディングシューズ」に装着することで、「シューズ」と「ペダル」を接続・固定する。そうすることで、通常「踏む」ことでペダルを回すだけでなく、「引き上げる」ことで力を自転車に伝えることができるのだ。これはロードバイクがロードバイクたるための必須条件といっても良いかもしれない。
なので実は、車体購入時、一般的には「ペダルは別売なの」だ。お店で買う場合は、”どれ”にするか車体購入時に一緒に選ぶことになる。まずは最低限「ビンディングペダル」を制作している主要メーカー5つを知っておこう。

ビンディングペダルの種類

SHIMANO(日本)

SHIMANO/105 PD-5800 SPD-SL ロードペダル
世界的に有名なロードバイクのコンポーネントメーカー。日本では圧倒的なシェア率でほぼ独占状態。商品グレードも多彩にあり予算に合わせて選択可。量販店で購入する場合、シューズの選択肢は最も多くなるはず。

LOOK(フランス)

LOOK/KEO 2 MAX BLADE
フランスのフレームメーカーが作るビンディングペダル。現在のビンディングの形の元祖なったビンディングメーカー。人気のKEOシリーズは軽く、また可動域の異なるクリートタイプが選べるなど、汎用性の高いブランド。クリートシューズだけでなく、普段の靴でも問題なく踏めるため。通勤や街乗りの頻度が高い方に人気。

TIME(フランス)

TIME Xpresso15
LOOKと同じく、フレーム、ハンドル、ステム、サドルまで製造しているフランスのフレームメーカー。バイクのメーカーと合わせてトータルコーディネートする人も。

スピードプレイ(日本)

SPEEDPLAY/ZEROステンレスシャフトペダル
飴玉のような固有なその見た目に、好き嫌いが分かれるメーカー。しかし「これからがっつり自転車に乗りたい!」という人には是非オススメしたいのがこの「スピードプレイ」(編集部vara愛用)。ビンディングの構造自体が他メーカーと全く異なっており、「”シューズにペダル自体を装着”し、自転車側にペダルをはめ込む」という、本来のビンディングペダルとは真逆の構造となっている。これにより、踏み込む面が広く、膝にやさしいフローティング機構を十分に保持できる。また「クリートを固定した際に膝の角度が固定されず、可動域が広い」という特徴があり、状況に応じた柔軟なペダリングが可能。その性能から、近年、人気が急上昇しているペダルだ。

CRANK BROTHERS(アメリカ)

CRANK BROTHERS EGG BEATER3
主にオフロード向けのペダルメーカーだが、ロードバイク向けとしても高い品質を誇るメーカー。棒状の珍しい形だが、踏み込みの力を伝えやすく数値では他のクリートの性能の上をいく?ペダルといえる。またクリートが薄型で歩きやすく、靴底に隠れるように装着できる靴もあるので、レジャーや観光志向のローディにも重宝される。

ペダルとクリートとシューズの関係性

ビンディングを選ぶ際に注意が必要なのが、“ビンディング”ペダルと“クリート”は、メーカーごとに規格が異なるため、規格を揃える必要がある。(メーカーが異なっても互換性のある商品も有)。また、同じく、“クリート”が“シューズ”に装着できるかどうかも確認が必要だ。なので「ペダル」を選ぶ際には必然的に、「クリート」と「ビンディングシューズ」も一緒に選ぶことになる。規格の対応は以下の表を参照してほしい。

ペダルの種類と対応クリート規格(シューズ)

ペダルの種類 対応シューズ
SPEEDPLAY 4つ穴(ロードバイク用)
LOOK 3つ穴(ロードバイク用)
TIME / Mavic
SHIMANO SPD-SL
SHIMANO SPD 2つ穴(MTB用)
crank brothers
※3つ穴規格のシューズに装着するためのアタッチメント商品も存在する

締め付け方式によるタイプ分け

締め付け方式は、①ベルクロ式、②ラチェット式、③シューレース式(紐)、④ダイヤル式、の4種類。おおよその比較は以下の様になる。

  調整し易さ フィット感 価格※1
ベルクロ式 ★☆☆ ★☆☆ 安価
ラチェット式 ★★☆ ★★☆ 普通
シューレース式 ☆☆☆ ★★★ 普通
ダイヤル式 ★★★ ★★☆※2 高価
※1:あくまでもタイプ別の比較だり編集部の経験による”おおよそ”。製品によりかなり異なる。 ※2:ダイヤルが2つついたタイプだと調整力はフィット感はかなり向上する

7.ロードバイク旅に出発するための準備

ロードバイクでの旅では事前に決めるべきことがいくつかある。「行き先」と「行く過程」だ。どんな宿にとまるのか(コスパ重視なのか、雰囲気重視なのか)、ロードバイクでどのくらいの距離を走るのか、どのくらいの山を登るのか。そんな”ロードバイク旅の準備の仕方”をスマートにこなすことのできるWEBサービスやノウハウを紹介したい。

サイクリングルートの決め方

ロードバイク旅といえば片道100km〜200kmぐらいを1日かけて走ることが多い。自身の体力に合わせて、自宅から目的地までの最適なルート選択することが非常に重要。どの道を通るのか(そもそも自転車はその道を通れるのか)、どの山を通る、あるいは迂回するのか。そんなルートの計画に便利なサービスを紹介する。

ロードバイクアプリ「STRAVA」

STRAVASTRAVA

「STRAVA」とは、ランニングやロードバイクの実施内容を記録、その履歴の共有や、トレーニングコースの作成(webのみ)と共有ができるソーシャルネットワークサービスだ。WEBサイト、スマホアプリがあり、基本利用は無料で、FacebookやGoogleのアカウントで簡単に登録できる。ロードバイクを始めるならスマホにまずは入れておくアプリと言える。
STRAVAでは、「マイルート」ページから自分のルートを作成することができる。作成されたデータには、ルート地図に距離や獲得標高、斜度などが教示される。アプリがあれば、出先にスマホで確認することもできるし、一緒に走る人へ事前にルートを共有することもできる。長旅に出かけるのであれば、ぜひ事前に作成しておこう。

地図WEBサービス「ルートラボ」

lote LaboSTRAVA

「ルートラボ」はYahoo!Japanが提供する、無料のルートの共有ができるネットワークサービス。ルート作成という点ではSTRAVAと同じだが、その「作成」に特化している点がポイント。非常に簡単に細かなルート作成&調整ができたり、区間ごとの斜度などの確認が可能だ。またアカウントがなくても、ルートの作成&共有することができるという点が嬉しい。

自転車で立ち寄るスポットの決め方

走るルートを作成したら、次はその道中にある「立ち寄るスポット」のチェックだ。大きく分けると「休憩(食事)をとる場所」と「景観スポットの場所」だ。

休憩場所の確認

ロードバイク旅にとって、休憩場所の設定は非常に重要だ。長距離ライドでは長くとも2時間程度に1度はで休憩を取ることになるだろう。今の日本ではコンビニがいたるところにあるため、市街地を中心にルートを作成している場合は、そこまでしっかり決める必要はないだろう。しかしながら、山間部を中心に走り抜ける場合(例えば都内から富士山へ向かう道志みち)は、20km以上先までまともな休憩スポットがないという場合もある。また食事をとるのであれば、それこそロードバイクの醍醐味のひとつと言えるので、できればその地物と食事が楽しめる飲食店を探そう。食事にそこまで興味がなくとも、小休止や軽食が取れる喫茶店などや、最悪でもイートインできるコンビニなどはチェックしておくと良いだろう。

景観ポイントの確認

特に山間部がルートに入っている場合、ほとんどの峠の頂上の前後で、見晴らしの良いポイントや、立ち寄ってみるべきスポットがある。簡単に探すのであれば、やはりweb検索で《峠の名》×《景観》などで探す方法が早いだろう。またグーグルMAPで、同じく峠名と景観で調べてみても意外と出てくるはずだ。そうして候補をいくつかピックアップすれば、あとはそのスポット周辺をグーグルストリートビューで確認するだけだ。(最近のグーグルのストリートビュー&360度カメラの網羅率には、本当に驚かされる。)

自転車店の確認

これは是非、必須でやっておいてほしい。もちろん突発的な事故に対処することが目的だが、ある程度めぼしい自転車屋を事前に把握しておくと、それによってルートの微調整や休憩ポイントのとる場所の調整を行うことができるからだ。実際、自転車店に立ち寄らなければならないほど深刻なトラブルは、ほとんど起こることは珍しい。しかしながら、編集部では実際に八王子〜山中湖のルートの道中、山中湖30km手前でホイールシャフトが骨折。山間のど真ん中なため、当然周囲に自転車店は全くなく、最寄り駅までも19km弱という状況に陥った…。最終的には、山中湖近くの自転車店に(通常そんなサービスはやっていないのに)車で来ていただき、ピックアップしていただいたのだ(当然それなりの謝礼を支払うこととなった)。そのために高額な出費を払う前に、是非自転車店のあるルートを選んでいただきたい。

宿・旅館・ホテルの決め方

ロードバイク旅の場合でも、「宿を取る」方法はもちろん通常の旅となんら変わらないだろう。ここではオススメの予約サイト2つと、ロードバイクだからこその予約時のポイントを紹介する。

Booking.comで予約する

Booking.comBooking.com


Booking.comはテレビCMも行なっている大手サイトなので、詳細はここでは割愛し、メリ&デメについて以下を参照いただきたい。

【メリット】
・予約料金が安い ※他サイトに対しての最安値保証制度も
・予約完了までのステップ数が少なく簡単
・予約履歴、予約状況の管理がしやすい(専用スマホアプリも有)
・クレジットカードが利用可能
【デメリット】
・口コミについて日本語以外が多く「宿泊先のサービス内容の比較」には向かない
・他のサイトにある割引クーポンなどがない(ただ、元々安い)

やはり、オススメする最大の理由は「低価格で確保できる」という点だ。もしロードバイク旅が好きなら、少なくても3、4ヶ月に一度はロードバイクに乗って出かけるだろうし、多ければ毎月宿泊を伴うロードバイク旅に出かけるかもしれない。そうなると年間の宿泊費だけでもかなりの費用になってくる。誰もができるだけ出費を抑えたいはずなのだから、booking.comを利用しない手はない。

Airbnbでとる

AirbnbAirbnb


Airbnbは『空いている部屋を所有する民間の人』と『部屋を借りたい人』とのマッチングサービス。いわゆる民泊だ。(「そもそも、なんと読むのか?」「民泊って?」という方は、「エアログ」というサイトが非常に詳しく紹介しているので読んでみてほしい。)いわゆる「シェアリングエコノミー」と呼ばれる、シェアを行うことで、経済的・環境的負荷を減らす考え方に基づいたサービス。日本では2011年からサービスを開始日本全国に数万室が掲載されている。
 こちらは民泊であるため、先に紹介したBooking.comよりもさらに低価格で宿泊をすることができるだろう。しかし低価格以外でもAirbnbを推す理由がもう一つある。「その土地を感じられる」ということだ。旅館やホテルのように画一的ではに個性的な部屋(家)で、個性的なホストの人たちと出会い交流することは、「旅」というものが与えてくれる醍醐味の一つではないだろうか。
 もし民泊をしたことがない、Airbnbを見たことがないという方は、是非一度サイトを訪れて見てほしい。非常にクオリティの高い部屋が低価格で提供されていることに驚くだろう。

自転車が置けるかの確認

基本的なことだが意外と忘れがちなポイントだ。小さな民宿ではスペースがない場合もあるし、大きなホテルであれば外の駐輪場に止めなければならない場合もあるだろう。特に民泊であれば、場所によっては外に止めることが危険な場合もあるため、是非予約前に確認しておこう。

洗濯機・乾燥機の有無確認

ロードバイクは、季節に関わらず非常に汗をかくため、できれば翌日同じ服は避けたいところだ。しかしながら、1着分の上下を持参するとなると(ロードバイクの価値基準では)非常に荷物が増えてしまう。そこでやはり「宿泊施設で洗濯できる」ことは、ロードバイク旅にとって非常に高いメリットになってくる。冬の場合、人によってはベースレイヤーのみもう一着用意し、上下はそのままという選択肢もある(が、それはかなり玄人の部類だろう)。

最後に

かなり情報量が多くなってしまったが、これでも最低限に絞って「購入時に大きなミスをしない」方法や情報を記載している。つまりそれだけロードバイクの購入には慎重に下調べが必要ということだ。また、準備についても上記のように触れてはいるが、これらの情報はまだまだロードバイクの入り口のさらに手前といってもいいだろう。これから奥深いロードバイクの世界に入っていけばもっとたくさんの情報に触れることになる。しかし、だからこそ人を惹きつけるのであるし、もっと言えば、そうやって苦労することで得られる体験だからこそ、その分大きな魅力があるのだと思う。微力ではあるかもしれないが、この記事がロードバイクを始める人にとって一助となれば幸いだ。