旅ログ

空工場をリノベーションしたロードバイク乗りに人気のカフェ「ZEBRA Coffee & Croissant」

全国各地の様々な「道とロードバイクとの出会い」をお伝えする『旅ログ』。今回は、丹沢山系の麓、津久井湖沿いに位置する「ZEBRA Coffee & Croissant」。空工場をリノベーションしたロードーバイク乗りに人気のおしゃれカフェだ。

ZEBRA cafree & Croissantzebra caffee & croissant

津久井湖の南、国道413号線沿いに位置するスタイリッシュなカフェ。工場を改装したスタイリッシュな内装や、自家焙煎コーヒー、手作りクロワッサンが人気。
 
【所在地】神奈川県相模原市緑区中野1890-1
【営業時間】土日祝/9:00〜18:00 平日/9:00〜17:00
【電話番号】042-780-8600


  1. ロードバイク乗り御用達のおしゃれカフェ
  2. 不思議と落ち着くインダストリアルスタイルなカフェ店内
  3. 15cm以上ある大きなクロワッサンを頬張る
  4. さいごに

1.ロードバイク乗り御用達のおしゃれカフェ

東京方面から「道志みち」や「山中湖」へ向かう際に必ずと言って良いほど通る、津久井湖。その南側を通る国道413号線沿いにある、”ロードバイク乗りが集まるカフェ”を紹介したい。

編集部がよく走っているのが神奈川エリアである事もあり、「道志みち」へもたまに走りにいくのだが、その道中このゼブラカフェで小休止を取ってから向かうことが多い。
駅からも遠く、湖と山の間の幹線道路沿いに位置するため、一般的なカフェとしての立地は決して良いとは言えない。お店の看板も、敷地に少し入ったところに控えめに立っているため、お店のことを知らなければ、気づかずに通り過ぎてしまうほどだ。
それでもロードバイク乗りに人気な理由の一つが、「道志みち」や「裏ヤビツ」にむかうロードバイク乗りにとっては、ちょうど良い位置にあるためだろう。クライムの手前のサテライト拠点として活用している方も多いのではないだろうか。(もちろん近隣・遠方問わず、一般の方も大勢訪れている)
特に休日には、いついっても必ずロードバイク乗りがいるほどの人気具合だ。

写真では店先にロードバイクが止められているが、この日は、たまたま集中的にロードバイク乗りの来店が多かったようで、本来は、店の中にラックが配置されており、編集部はそちらに止めることができた。盗難の可能性もなく安心だ。また、テラス席もあり、外で休憩したい人や、分煙まで考えられている。どれも些細なことではあるが、細やかな部分まで行き届いた店作りが嬉しい。

2.不思議と落ち着くインダストリアルスタイルなカフェ店内

このカフェは、もともと工場として使われていた建物を、躯体と外観をほぼそのままにカフェとしてリノベーションした店舗だ。そのため、天井の鉄骨や外壁材の裏側がはむき出しになっており、無骨なその様が、大人に忘れかけていたワクワク感を思い出させてくれるかのようだ。一方で、床や家具は美しい秋田杉の無垢材で統一され、ぬくもりのある雰囲気が無骨なインタストリアルテイストの空間に落ち着きを与えてくれる。ビンディングシューズで歩いても、大きな音が鳴らないのも意外と嬉しいポイントだ。

また、配置された調度品にもおしゃれで、遊び心に溢れている。来店する客たちを大きな窓から出迎えてくれるホースランプをはじめ、JDL製の高性能スピーカーに真空管アンプ、照明はあえて商業用のシンプルな蛍光灯ライトを、そして店舗奥には巨大な焙煎機が専用の焙煎ルームに配されている。そんな一つ一つのアイテムや機材などの調度が、店舗全体の完成度を高めている。
ただコーヒーを飲むだけでない…、ただブランチを楽しむだけでない…。そこにいるだけでなんだかワクワクする、何かをしたくなる、どこかへ出かけたくなる。そんな眠っていた好奇心や冒険心を揺さぶってくれる空間だ。
 
店舗のコンセプトがHPで以下のように紹介されている

旅先で日常から離れた事をつたえる、五感のスイッチが切り替わる様な場所を、東京近郊に作りたいと考えていました。たとえばそれは、ヘルシンキの空港に降り立った時の切る様な空気の冷たさであったり、イタリアの街のスクーターの排気ガスで充満した匂いであったり、ニューヨークの高層ビルに響くクラクションであったりします。
 
機関車の様な焙煎機、大きなエスプレッソマシン、1958 年製の真空管アンプにアナログのレコード。かつて物が今より偉かった時代、それらのものが生み出す空気があります。
zebra-coffee.com|STORY

選び抜かれた工業製品は、ただそれを眺めているだけでも楽しい

馬のランプが気になった方はコチラ

スウェーデン発の家具ブランド「moooi」

店内でもひときわ印象的な馬の照明。これは、スウェーデン出身の女性3人組のデザイングループ『Front』が創り出す家具ブランド「moooi」のHorse Lampという商品。そのお値段なんと721,000円(ブランドHPより)。気になる方は、ネットショプで探してみては。

moooiのホースランプmoooi.co.jp/ | ホースランプ

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3.15cm以上ある大きなクロワッサンを頬張る

紅茶を一番美味しい時間がわかるように砂時計と一緒に提供される。この砂時計がまたおしゃれなのだ。

店内のハードの話ばかりで最後になってしまったが、食事の話も触れておきたい。このお店の人気の理由のもう一つが、いわずもがな、お店のロゴにもなっているクロワッサン。そして、自家焙煎で煎れるコーヒーだ。
クロワッサンは、軽く15cm以上はあろうかと言うビッグサイズ。おすすめはプロシュートを練りこんだクロワッサン。他にもカルゾネやパニーニ、シナモンロール、バタークッキーなど、10種類以上選べる。味はもちろん、ロングライドをするロードバイク乗りのエネルギー補給にぴったりだ。初めて訪れた際に、そこまで大きいと思わず(焼きの最中でカウンターにはなかった)、クロワッサンとパニーニを注文したが、空腹時だったにもかかわらずパン2つで満腹になるほどのボリュームだった。また、季節ごとの野菜で作られる「本日のスープ」が体を芯から温めてくれる。

さいごに

この店舗は特段「ロードバイク向けのカフェ」として売り出しているわけではない。ただ、立地的にロードバイク乗りが少なからず来ていると言うだけだ。実際、店舗のHPやFacebookにはロードバイクのロの字もみあたらない。空間とコーヒーとクロワッサン、その魅力を高めることに一途なだけだ。
それでもこのお店が自転車乗りにとって魅力的なのは、例えば、自転車ラックを店内に配置してある…、床が無垢材で音が鳴らない…、そんな、本当に細かな部分に気遣いが感じられるからだ。
そして、これはもしかすると偏見かもしれないが「ロードバイクは大人のプラモデル」と言われるように、ロードバイク乗りの中の「工作意欲」を、このインダストリアルテイストの空間が沸きたててくれるからなのかもしれない。少なくとも筆者はそのように感じた。
まだ訪れたことがないなら、丹沢周辺にライドに来る際にはぜひ一度立ち寄ってほしい場所だ。

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関連エリアガイド

丹沢・ヤビツ

サイクリストの中でもとりわけレース思考やクライム思考のローディに重宝されているこのヤビツ峠。秦野市と相模原市を南北で繋ぐこの峠(神奈川県道70号秦野清川線)は、海抜761mではあるが、平地からの距離が短く最大斜度は10%とそれなりの急勾配。関東圏では、麓の名古木(ながぬき)交差点の「セブン-イレブン秦野河原町店」から頂上までのタイムが登坂力の基準となることも多い。山頂には売店もありヒルクライムコースとしては魅力の高いコースだ。ただ、秦野市ー相模原市を最短でつなぐ車道であるため、道幅が狭いわりに車の交通量が非常に多いため、走行時には最新の注意が必要だ(2017年末時点では秦野市で問題として取り上げられる程、サイクリストの通行が問題になっている)。特にヤビツ峠でのダウンヒルライドは厳禁だ。