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【東京五輪2020特集】ロードバイク競技編集部座談会/前編(2)

RbJ編集部では、オリンピックに向けた座談会を、前編・後編と2回に分けて実施。今回は、座談会前編の2話目。予想したコースを踏まえて、戦況ポイントや、観戦場所、出場枠予想などあれこれを談義を重ねてみた。

    はじめに
  1. RbJ編集部座談会とは (前編(1)に掲載)
  2. 座談会スタート
  3. コース全体の概評 (前編(1)に掲載)
  4. 試走の感想 (前編(1)に掲載)
  5. 観戦はどこでする? 
  6. 絶景ポイントは?
  7. 出場選手について

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4.観戦はどこでする?

もともとは、皇居ゴールプランがあったけど、IOCからの要望で今回の「武蔵野の森〜富士SW」に変更になったんだよね。

IOCが「テレビ映りがよくないから嫌だ!」って言ったやつですね。

どうだろう、観戦とかしにくくなったんじゃないかな。

しにくいでしょうねぇ。ずっと一本道で、周回部分も後半なので。

序盤、尾根幹でしょ。見るとしたら尾根幹じゃないかな。

そうですね。後半は、周回があるので、走ってくる選手を常に応援し続けられるというメリットはありますが、前半はやはり大集団をみられるのがいいんじゃないでしょうか。ほとんどの一般の方が、日本の公道を、100人を超える自転車集団が爆走してくるシーンはみたことがないでしょうから。私もないですけど(恥)

尾根幹で見た後、後半の周回を見に行くことはできるのかな。どうやって効率よくポイントを見るかも大事だね。

その辺りも今後調査&プランニングして見ましょう。

後半の注目ポイントはやっぱり、富士麓のクライムかな。

南富士エバーグリーンライン、富士スカイラインですね。

でもここ、自転車で走れないでしょう。道幅広くないから通行禁止になるんじゃないかな。

そうですね、おそらく徒歩になるんじゃないでしょうか。

いや、道幅を考えると徒歩での侵入もダメじゃないかな。だから、付近のキャンプ場とかに構えるのがいいのかな。
もしくは、富士山から見ようよ(笑)

あ、なるほど上から見ると(笑)ただ、オリンピックは季節が夏なので、かなり木々が茂っているかと。コースとなる南富士エバーグリーンラインはまだ森林限界ではないですから。
キャンプ場でいうと、道志みちの途中にはキャンプ場がたくさんありますから、そこで前日入りして、カレーを作り、泊まって翌日はBBQをしながら観戦、というプランもいいですね。

あー。いいね!海外っぽい!

その時期、結構増えるんじゃないですか?キャンプ場は多数ありますが、事前に観戦に適した場所を探しておいたほうがよさそうですね。それも今後紹介したいと思います。

いいね道志みち。それやろう。

ただ、道志みちは入って観戦してしまうと、抜け道が逸さないので、選手たちが山中湖をすぎるまで、身動きが取れなくなりますね。

他に観戦したいポイントはある?

先ほども話に上がりましたが、僕は尾根幹の歩道橋から見たいですね。大集団がすぎるところを。

尾根幹の歩道橋は、多分通行止になると思うよ。上から物が落ちちゃったりするとまずいから。

あー…。

あそこは、旗などが掲げられるだけで、撮影のためとかもダメだと思う。あとは、観戦するなら、平坦より坂のほうがスピードが遅いから、じっくり見られるというのもあるよ。海外の人は坂での観戦が多いけど、それはやっぱり追いかけられるからだよね。

日本人は誰もおいかけないですよ(笑)

いや、わからないよー?。箱根駅伝ではフリーザ様がいっぱい出て、オタ芸してて話題になったから、ロードレースでも出るかもしれない。

じゃあ、僕ら何着ていきましょう。

なんだろうね…、カンチェラーラのお面をして行く?


カンチェラーラの被り物©cyclowired.jp | ジャパンカップ2016ロードレース

「引退したはずの、カンチェラーラが走っています(笑)」的な実況がもらえれば最高ですね。できれば、並走したいですね。

並走したいねー。リカンベントで平坦巡行についていきたいね。

どこならできそうですかね。

いや、日本の公道じゃむずかしいんじゃない?ある程度田舎でかつ道が広くないとダメでしょ。

海外だとね、メインの道に林道が並走してたりする場合がありますもんね。

尾根幹もガチガチに封鎖されて道に出ての応援すらできないと思うよ。

じゃあ山中湖のサイクリングロードはどうでしょう?ひとおおいですかね。

あそこは周回コースの一部で一番観戦しやすそうな場所だから、観戦する人で溢れちゃうんじゃないかな。

ちなみにオリンピック中に、ロードバイクで乱入したらどうなるんですか?

海外ワンデーレースなら一般人がコスプレして、選手と並走してたことはあるけど、オリンピックは多分一瞬で除去されますね。

ちなみに、疑問に思ったんですが、放送中、解説とかはどうなるんですかね。日本開催ですから、生放送はされると思うんですが。

どうだろうね。NHKのオリンピック生放送のアプリだと実況はなかったね。ひたすら「どるるるるるるるるるるrrrr」って、ヘリの音が鳴り響くだけだったし。

栗村さんはじめ、有名どころの解説&実況の方達はどこかしかでやるんじゃないでしょうか。というか、全国のロードバイクファンは彼らを望んでると思いますけどね。

栗村さんはスカパーだから、民放にはまずでないと思うよ…(笑)

そうですか…。じゃあ、むしろ自分たちでやってもいいんじゃないかと思いますけどね。

あー、いいかもね。

ニコ生で、弾幕欲しいですね(笑)
saganキタ───♪───O(≧∇≦)O────♪
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的なやつ。

リスナー増やしとかないとダメですね(笑)

では、もしかしたら、生放送もあるかもしれないということで。

5.絶景ポイントは?

山中湖に映る鏡富士
山中湖畔から臨む鏡富士

あと、景色の良さでいうと、山中湖のところはよかったよね。湖畔向こうに富士山が見える絶景ポイントがあって、おそらくヘリのカメラも富士山映してからの選手映すだろうね。

お決まりですね。
でもまぁ、絶景ビューでいうと、やっぱり山中湖畔の北側一択ですね。

そのほかのポイントは山の中に入っちゃうからね。

あと後半、富士山麓で観戦ポイント・絶景ポイントでどんなところがあるかですね。

スピードウェイは少なくとも見れるよね。そのためにゴール位置をわざわざスピードウェイに変えたんだから。

まぁオリンピックまで少々期間があるので、今後、コース後半の試走をしながら、別記事で、観戦ポイントや絶景ポイントなどをまとめて紹介しましょう。

6.出場選手について

これは、どういう話ですか?順位予想?

まずはそもそも、オリンピックって枠数をどうやって決まるんだけ?という話です。

あー、ただの質問ですね(笑)でもいい質問です。
オリンピックでは、UCIの戦績を元に枠数を決めます。国別ランキング(※1)というものがあり、その順位順をもとに、最大5名〜1名までの枠が与えられます。あとは、与えられた枠を、国内で振り分ける、という感じです。

※1:UCIロード世界選手権のランキングとは異り、「NOCs(Nationality of Competitors)ランキング」と呼ばれる1月1日〜12月末日までが対象期間のランキング。

ちなみに日本は前回リオオリンピックの日本枠は、内間公平選手と新城選手でしたね。このあたりも、今年は誰が出てくるのか楽しみです。前回の国別の枠数をまとめて見ましょうか。
 
(カタカタ…)
 
リオオリンピックでは、スペイン、イタリア、ベルギー、コロンビアなどが5名枠を獲得していますね。


5名 スペイン(2)、イタリア(2)、コロンビア(1)、イギリス(1)、ベルギー(1)
4名 フランス(2)、オランダ(2)、オーストラリア(2)、ドイツ(2)、ノルウェー(1)、ポーランド(2)、ポルトガル(1)、チェコ(2)、スロベニア(1)、スイス(1)
3名 モロッコ(1)、カナダ(1)、アルゼンチン(1)、イラン(1)、ウクライナ(1)、ロシア(1)、デンマーク(1)
2名 アルジェリア(1)、南アフリカ、ベネズエラ(1)、アメリカ(2)、ブラジル、カザフスタン(1)、日本、韓国、オーストリア(1)、ベラルーシ(2)、トルコ(1)、リトアニア、エストニア、アイルランド、ラトビア、クロアチア、スウェーデン、ニュージーランド(1)
1名 エリトリア、エチオピア、ナミビア、ルワンダ、チュニジア、チリ、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、グアテマラ、メキシコ、プエルトリコ、香港、アラブ首長国連邦、アゼルバイジャン、ブルガリア、ギリシャ、ルクセンブルク、ルーマニア、セルビア、スロバキア
※()内は、獲得枠数のうちTTへの参加枠数

あと、リオ五輪の時のリザルト表ってある?

(カタカタ…)
これって…。140名ほど出場して、ゴールが60数名…。恐ろしいレースですね(笑)


【リオオリンピック 自転車・ロード 男子ロードレース】

順位 選手 記録
グレグ・ファンアバマート 6:10:05
ヤコブ・フグルサング 6:10:05
ラファル・マイカ 6:10:10
4 ジュリアン・アラフィリップ 6:10:27
5 ホアキン・ロドリゲスオリバー 6:10:27
6 ファビオ・アル 6:10:27
7 ルイ・マインチェス 6:10:27
8 アンドレイ・ゼイツ 6:10:30
9 Tanel Kangert 6:11:52
10 ルイアルベルト・ファリアダコスタ 6:12:34
11 ゲライント・トーマス 6:12:34
12 クリストファー・フルーム 6:13:03
13 ダニエル・マーティン 6:13:03
14 Emanuel Buchmann 6:13:03
15 Adam Yates 6:13:08
16 Brent Bookwalter 6:13:36
17 バウケ・モレマ 6:13:36
18 Kristijan Durasek 6:13:36
19 Sebastien Reichenbach 6:13:36
20 フランク・シュレック 6:13:36
21 Jhoan Esteban Chaves Rubio 6:13:39
22 Serge Pauwels 6:16:17
23 アレクシス・ビヤモズ 6:16:17
24 Romain Bardet 6:16:17
25 Simon Clarke 6:16:17
26 Primoz Roglic 6:19:43
27 新城幸也 6:19:43
28 ダリル・インピー 6:19:43
29 ニコラス・ロシュ 6:19:43
30 アレハンドロ・バルベルデ 6:19:43
31 Sergei Chernetski 6:19:43
32 Christopher Juul Jensen 6:19:43
33 George Bennett 6:21:54
34 ファビアン・カンセララ 6:21:54
35 ラムナス・ナバルダウスカス 6:22:23
36 Andre Fernando S. Martins Cardoso 6:22:23
37 Eduardo Sepulveda 6:22:23
38 Pavel Kochetkov 6:22:23
39 Steven Kruijswijk 6:22:23
40 Damiano Caruso 6:22:23
41 Andriy Grivko 6:23:23
42 フェリペ・ジルベール 6:23:23
43 Daniel Teklehaimanot 6:29:25
44 Georg Preidler 6:29:42
45 Patrik Tybor 6:30:05
46 Aleksejs Saramotins 6:30:05
47 Anass Ait El Abdia 6:30:05
48 Lars Petter Nordhaug 6:30:05
49 Kanstantsin Siutsou 6:30:05
50 Vegard Stake Laengen 6:30:05
51 Ioannis Tamouridis 6:30:05
52 Jan Polanc 6:30:05
53 Jose Joao Pimenta Costa Mendes 6:30:05
54 アンドレイ・アマドルビカザコバ 6:30:05
55 Michael Woods 6:30:05
56 Michal Golas 6:30:05
57 Simon Spilak 6:30:05
58 Petr Vakoc 6:30:05
59 Toms Skujins 6:30:05
60 Chris Anker Sorensen 6:30:05
61 Bakhtiyar Kozhatayev 6:30:05
62 ミハル・クウィアトコフスキ 6:30:05
63 アレッサンドロ・デマルキ 6:30:10
64 Murilo Antonio Fischer 6:41:52
64 Ignatas Konovalovas 6:41:52
※65位以降は途中棄権(DFN) (朝日新聞DIGITALより -©2016 IOC

うん(笑)落車もあったからね。
あ、前回割とヴァンベルマート(金)頑張ったのね。これを見ると…んー…、イギリス勢、イタリア勢、フランス勢、ベルギー勢、オランダ勢は結構上位に食い込むんじゃないかな。

UCIのシリーズ上位の選手がやはり多いですかね。

そうだね勢力図は変わらないね。
そうなってくると優勝争いは、ある程度ツールでも上位の選手が入ってくるだろうね。

ちなみに、もともとオリンピックは1996年までは、アマチュア選手にしか出自条件はなく、今はプロの選手がほとんどですが、アマチュアで有望な選手はいn…。

いないですね。そこは議論の余地はないと思っていいでしょう。

では、最後に全体的に注目すべき選手を教えてください。私は、サガンとキンタナとボドナル以外は、顔と名前が一致しませんが(恥)

ちなみにMRSNは推したい選手いる?

サガンです。ミーハーなので。

いや、だからでないと思うよ(笑)

なんでですかぁぁぁぁ!(悲)
マウンテンバイクですかぁ…

いや、だからサガン出ないって(笑)
多分、MTBにでて、ロードには出ないんじゃないかな。

じゃあ、僕みたいな知識の乏しいローディが、注目しておくと良い選手はいますかね。

注目しておくのは、前回のリオ五輪の結果見るとわかりやすくて、上から見ていくと…。ファン・アヴェルマート、フグルサング、マイカ、アラフィリップ、ロドリゲス…はもう引退した、ファビオ・アル、マンチェク、でゲラント・トーマス、フルーム、ダニエル・マーティン、このあたりがくるんじゃないかな結局。あとは、前回リタイアったけど、バルベルデ…は年齢的にきついけど…、ジルベール、ニバリ、デマルキとか、あとドゥムラン、ニバリ、リッチーポートもあり。あー、あと去年ツール2位のリゴベルト・ウランなど。

ボドナルはどうですか?

それTTの人でしょ(笑)彼らは登らないから。

結構注目選手多いですね。

でも、トータルの出場選手数を考えると、上位に来るだろう選手は限られてるよ。

なるほど、事前に各選手、勉強しておきます。

で、個人的に推したい選手が「ジュリア・アラフィリップ」という若手の選手。非常にパンチ力がある選手で、急な坂が多いクライマー向けレースなどでも2位に食い込んだりと、サガン達お同じくパンチャー勢なんだけど、そのの中でもよりクライマーに近いのが注目ポイント。いずれは総合優勝も狙えるような選手になるんじゃないかと期待してます。あと、外せないのはやはりクリストファー・フルーム。彼が取れていないタイトルは、ジロと世界選手権とオリンピックだけなんだけど、世界選手権はどちらかというとスプリンター向けのコースなので、取れる可能性があるとすると、ジロと五輪。

とうことは、彼の戦歴から予測すると、東京オリンピックに合わせて調整してくる可能性はあると。

そうなるんじゃないかな。今年ジロに出てタイトルを取りに行くようだし、それが取れれば3大グランツール制覇。そうなると、残りはオリンピックになるわけだけどオリンピックは年齢的にも最後になるだろうから…。そういう意味でも一番取りたい大会になっているんじゃないかなと。
 

そして最後に僕が好きな選手なんだけど、ミケル・ランダ。元チーム・スカイで今年(2018年)からモビスターに移籍した選手で、非常に安定した総合選手。ヒルクライムも優れてるし下りも早いし。ただちょっと、フルームと比べてしまうとどうだろう…って感じだけど、今年モビスターの注目選手だし、2年後は期待できると思う。
個人的には、この3人かな。

詳しくありがとうございます。誰と誰が同じチームとか、各選手同志の背景を知ると、レースも一層面白くなりますよね。
今回は、網羅的に、コースから、観戦、選手から、ぶわぁーっと話をしたので、今後の記事でそれらを人続くより深く紹介してきます。

じゃ最後、締めてください。

え…、いや、今のが締めですよ?

いや、面白いことを…。

ええぇ…、んんんん…、おもしろいこといえないょぉぉぉ(カタカナの名前がいっぱい出てきて疲労困憊)
えとぉ…とうきょぉぉぉぅぅ2020ぉぉぉぉ〜、いいぇぇえええーぃ!

そうゆうんじゃない。

このコース全部を自分が走るとしたら、どんな感じ?とか。

自分が走るとしたら…。
あー、あの、あれなんでしたっけ?ブルベ用みたいな長距離走る用のクロモリの荷物詰めるロードバイク。

ブルベ?

え?これブルベでしょ?

(笑)ブルベではない。

ブルベ用の装備して一泊二日で行きます!
以上。


》ロードバイク競技編集部座談会/後編

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