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【東京五輪2020特集】ロードレース種目の推定コースを紹介(2018.02.06 →08.10追記)

東京オリンピックに向けた連載特別企画、第一弾。2018年2月3日に、国際オリンピック委員会(IOC)により、ロードレース(ロードバイク)種目のスタート・ゴール地点案「武蔵野の森公園〜富士スピードウェイ」が正式承認された。RbJ編集部ではそのコースの全容を予想、ルートラボを用いて作成した。

【東京五輪2020】東京オリンピックロードレースの詳細コース予測
  1. オリンピックのおおよそのコースが確定
  2. コース案のルートラボデータ
  3. 俯瞰視点でみる3Dコース動画《by Relive》
  4. 比較できるレースは存在するか?
  5. コース予想・観戦スポット・順位予想など楽しみ方も色々
  6. その他のオリンピック特集記事一覧

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(2018.08.10追記)
8月9日。ついに東京オリンピック2020、ロードバイク種目の詳細なコースが男子女子ともに発表された。本記事ではその詳細と、新たに出てきた不安についてもご紹介。
》記事ページへ/「ロードレース種目のコースが確定!獲得標高は4865m」-NEW!-

オリンピックのおおよそのコースが確定

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、「ロードレース(ロードバイク)種目」のスタート地点を『武蔵野の森公園』、ゴール地点及びトラックレース種目の会場を『富士スピードウェイ』とする案」が、2018年2月3日の国際オリンピック委員会(以下、IOC)理事会にて、正式に承認されたと発表した。
》東京2020オリンピック競技大会の競技会場について
RbJ編集部では、その情報を元にこれまで発表されてきた案などと含めロードレース種目のコースを予想・作成してみた。

コース決定までの経緯

オリンピックロードレースのコース案©一般社団法人共同通信社 | 東京五輪の自転車コース案判明

ロードレース種目のコースは、昨年下旬まで「皇居外苑を発着としたプラン」で進められていた。しかしながら、2017年11月7日に、新プランとして「武蔵野の森公園〜富士スピードウェイまでの266kmコース」が新しく提案された。理由としては、皇居外苑プランでは都心部への交通規制による影響が大きいことと、IOCから「景観(テレビ映え)を重視した富士山を背景にできるルートが良い」との要望があったことが挙げられる。

コース案のルートラボデータ

以下が、発表されたコース案を元に編集部が作成したルートラボ(距離266km/獲得標高5062mと、かなりの過酷なコース)。おそらく、世界の名だたるレースを見渡しても、ここまでの距離と標高を併せ持ったコースはほとんど見られない。

267.6km
走行距離
17h50m
想定所用時間
5062m
獲得標高
1410m
最大標高差
5.0%
上り平均斜度

富士山麓周辺は複数パターンがある

また、今回紹介する推定コースは、あくまで11月末のルート案を元にした、編集部の予想だ。東京都内のコースは、その詳細に若干の差異があるかもしれないし、周回が予定されている山中湖&富士山の麓あたりでは、パターンが複数ある(今後の記事でそれらのパターンの検証も行う)。今回作成した推定コースでは、可能性のあるパターンの中でも最も獲得標高が高いものをピックアップしている。
▼他のコースパターンを比較した記事はコチラ
『ロードレース種目推定コースをパターン別に徹底分析』

俯瞰視点でみる3Dコース動画《by Relive》

Relive ‘東京オリンピック推定コース’

上に掲載の動画は、StravaやGarminのデータと連携できる3D動画作成サービス『Relive(日本語非対応)』にて作成した動画。コースの全体像に加えて、立地や起伏まで一目できるので非常に便利だ。任意の場所に写真を追加し、動画中に表示させることもできる。

各ルートデータまとめ

ルートラボでコースをチェック
GPXデータのDLはコチラ

比較できるレースは存在するか?

今回のオリンピックコースは、今回のオリンピックコースは、難易度としてはなかなか類を見ないレベルの高さだ。唯一近しいコースについて思い当たるとすれば、かの世界三大ステージレースの一つ「ジロ・デ・イタリア」の2017年第16ステージが思い当たる。

ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)とは毎年5月にイタリア全土を舞台にして行われる自転車プロロードレースである。(中略)勾配の厳しい坂を登る山岳ステージが多いため、上りを得意とするクライマーが活躍する機会が多い。
wikipedia|ジロ・デ・イタリア

「悪夢」とまで言われた最難関コース

ジロ・デ・イタリア2017第16ステージ©La Gazzetta dello Sport | Giro 100, Rovetta-Bormio

上図の通り、距離222km、獲得標高はなんと5400mというとんでもないルートどり(しかも実際のレースでは連日200km近い距離のレースをこなしている途中に走る)。イタリア最高峰のステルビオ峠(2,758m)を踏破するそのコースは、クライマーたちの中でもさらに選ばれた者たちだけの土俵だ。

ジロ・デ・イタリア2017第16ステージ©cyclowired.jp | チーマコッピのステルヴィオ峠

本記事で紹介した推定コースも、負けじと過酷なコースではあるが、例にあげたコースと比較すると、距離が長く、クライムが4回に分かれていることで平均勾配が緩くなるため、多少クライム難易度は下がるかもしれない。それでも全体で5000メートル以上も登るのだとすれば、グランツールでの総合上位勢やクライマーが有利であることは間違いないだろう。

コース予想・観戦スポット・順位予想など楽しみ方も色々

地図などから得られる定量情報を見ただけでも、おおよそこのコースがいかに難関なコースかは容易に想像できる。編集部では、今後、企画で試走に行くわけだが、どう考えても一日で走りきるのはきつい(というか、私が嫌なだけだが)。過去に1日で走った最長距離が、東京駅から日光の180km程度だが、それでも着いたころには疲弊し切っていた記憶がある。もしこのコースを走るのだとしたら、二日に分けて山中湖畔あたりで宿をとるのが堅実的だ(編集部の企画会議でもそう強く進言したい)。
今後の記事では、他のコースパターンの比較、観戦スポット紹介、順位予想、戦況ポイント分析なども行う予定。一生に一度あるかないかの「自国開催オリンピック」というわけで、楽しみ方を網羅できる記事を提供できれば幸いだ。

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