【丹沢・ヤビツ】ルート03「道志みちクライム」

首都圏でのロングヒルクライムといえば「道志みち」だ。道志みちへ向かうならJR横浜線「橋本駅」かJR中央本線「高尾駅」が最寄りだが、どちらも海抜150m前後。そこからゴールの山伏峠(1110m)までを50kmほどかけて徐々に登るため、平均斜度で言えば大したことはない。しかし道志みちは非常にアップダウンがいくつもあり、その獲得標高は1300mを超える。50kmという距離を考えれば、その体感はもっと高くなるだろう。中継ポイントとしては、ルート序盤の津久井湖にある「ZEBRA津久井本店」と、後半の「道の駅 どうし」が有名。また、道志みちはかなりの山間部を走ることなるため、場所によっては最寄り駅まで30km以上になることも。道志みち途中でのトラブルはかなりの出費につながる可能性もあるので準備は入念に行った方が良いだろう。

【草津温泉】ルート01「渋峠アタック 輪行ルート」

JR吾妻線「羽根尾駅」から草津市街地をめざし、渋峠まで一気に登るクライムルート。30kmを平均6.5%はかなりハードな道のりだ。渋峠までは、「万座・鹿島口駅」が距離的には近いが、途中の万座ハイウェーは自動車専用の有料道路のため通ることができない。渋峠自体は有名であるもののアクセスはさほどよくはないのだ。輪行からのアタックなら上記の駅しか選択肢はないだろう(長野側からもアタックできなくはないが30km近く登るかなり厳しい道のりだ)。

【草津温泉】ルート03「毛無峠アタック」

渋峠と同じルートを通り、草津プリンスホテルを左折し「万座道路」へと入る。その後、標識も何もない脇道を左折し4kmほどほぼ平坦な道を走ると到着する。"毛無し"の名の通り、草木の生えないむき出しの大地と、浅間山を含む浅間連峰から続く荒々しい山々の壮大な風景が出迎えてくれる。ヒルクライマーなら一度は登っておきたい場所だ。なお、行き止まりの道なため道の整備は行き届いておらず、後半は舗装すらされていない部分もあるので注意が必要だ。

【三浦半島】半島観光ライドルート

三浦半島の南側の観光名所を巡るビギナー向けルート。ロードバイクのレンタルも行なっている自転車ショップ「うみかぜレンタバイク」をスタート地点にして、三浦海岸のビーチに始まり、毘沙門坂、城ヶ島、三崎港のまぐろ料理、農産物直売所などの、観光名所を巡る44kmほどのルート。獲得標高も550mと低めに設定してあるが、後半には大楠山越えが待ち受ける。小さいながらヒルクライムも楽しめる。最後は、214号線の雄大な田園風景をゆったりと楽しみながら三浦海岸へへと下る。美しい風景も、半島独特の道のりも、地場の料理も…、三浦半島の魅力を思う存分詰め込んだ1日になる。

【富士山】富士スバルラインクライム

日本で最も有名であろうヒルクライムレース「Mt.富士ヒルクライム」の開催場所がここ、富士スバルラインだ。富士スバルラインは傾斜も比較的ゆるく、平均5%ほど。急な場所でも7~8%ほどだ。ただ、やはりその距離と規模はかなりのもの。地図だけをパッと見るとそこまでの距離はないように見えるが、広大な土地を利用した道路形成がされているだけで、実際は交差点「スバル立体」から28kmほど上り続ける長距離クライムだ。斜度は緩いといえどもこれほど雄大なコースが他にあるだろうか。クライマーでなくとも、日本に生まれたからには一度は走っておきたい。ちなみに「Mt.富士ヒルクライム」はタイムが1時間を切ればほぼ優勝できるぞ!(ほんの平均時速24kmほどだ…。に…24km…)。

【富士山】ふじあざみラインクライム

最も上りの厳しい道を選ぶなら「富士山国際ヒルクライム」の舞台でもある「ふじあざみライン」で間違い無い。本ルートでは、平均斜度7.5%に加え、その全長約20kmには「上りしか存在しない」のだ。 前半はまだ比較的緩やかで、御殿場の平地から10kmほどは、0~5%まで徐々に斜度をあげる。しかし「道の駅 すばしり」を越えたあたりから状況は激変する。直線道であるにもかかわらず、その斜度は急に10%を越え、それが約2kmほども続く。それを終えたかと思いきや、斜度7~15%、時には20%にもなるつづら折りが畳み掛けるように訪れ、それは頂上の「ふじあざみライン五合目」に着くまで止むことはない。スプリンターである筆者に言わせれば、この坂を嬉々として登っていく人たちは(言葉を選ばずに言えば)もはや変な人である。

【富士山】富士山スカイラインクライム(St.富士駅)

五合目に向かうルートのうち、最も景色が美しく、そして最も登るのがこのコースだ。スタート地点「富士駅」の海抜は13.4m。そしてゴール地点の富士宮口五合目は2400m(五合目の中で最も高地)だ。これなら胸を張って「富士山(五合目)まで自転車で登ってきた」と言って良いだろう。その距離47.3km獲得標高は実に2417mにもなる。12kmほど走った頃からすでに登りが始まるため、実に35kmをひたすら登るルートとなる。本格的に登りに入れば7%弱の坂道が延々と続く地獄の行進が始まる。だがその分「富士山スカイライン」の名に恥じない素晴らしい景色が待っているのも事実だ。つづら折りの折り返しの度に、全身に鳥肌が立つほどの絶景が待っている。ぜひ、しっかりと補給と服装を準備した上で挑んでほしい。

【富士山】富士山スカイラインクライム(St.御殿場駅)

おそらく関東圏のローディが「富士山スカイライン」を登ろうとした際に最もポピュラーとなるコース。ヒルクライムのルートとしては知名度は低いが、富士山へのヒルクライムルートの中でも最も景色の良いラインだ。また、他のルートと同じく、富士スカイラインは高い斜度が連続する厳しいであるものの、このルートは他のそれ異なり、中盤には約1kmと2kmの平坦区間と区間内にある「森の駅 富士山」がある。そこで小休止をとることができるため難易度は高くないだろう。 とはいえ、前半には8%を超える道が10km以上、後半も再度7~8%斜度が連続し、時にはその斜度はMAX20%近くになるため、かなり険しい道のりであることには違いない。ただ、その分見返りとして得られる絶景は、その苦しみが十分に納得できるほど美しいものだ。 ちなみに、富士山スカイラインは南側のJR富士駅からもアタックできるが富士山より東側在住の場合交通がやや不便になる。

【富士山】富士一周ロングライド

富士エリアでグランフォンド級のライドがしたいならこのコースだ。主要な道の駅や、牧場などの富士山嶺ならではの観光地を中継地として、110kmを旅する欲張りなルートだ。風景、自然環境、食、富士の魅力を存分に足沸くことができるだろう。ただ、獲得標高は2000mを越えるためかなりハードでもある。2000m超えのライドを経験したことがない場合は、休憩や時間の計画に十分な余裕を持って臨んでほしい。なお、本ルートでは交通や宿泊を考え河口湖を起点としているが、同じく宿泊や滞在を行うなら山中湖もおすすめだ。

【富士山】富士山スカイライン周遊ルート

山中湖を拠点とすることを前提とした、富士山スカイラインを走り抜ける観光にはもってこいのルート。前半は富士山の裾野のひらけた平野地帯を駆け抜ける。後半は、富士宮駅側から富士山スカイラインを登り、標高2,000m前後にもなる高山道路を、左には雄大な富士山、右側には海まで続くパラ野間ビューを眺めながら走る。距離的には100kmに満たないが、富士山スカイラインへの登坂と、帰り道、最後の籠坂峠の登坂が難所となるだろう。

【箱根】ルート06「三島発 箱根峠アタックルート」

大きく分けて、4方向ある箱根へのアタックルートのうちの、三島(南東)側からのルート。数値的には17.6kmで獲得836m(上り平均6.1%)となかなかの難易度。クライムのトレーニングにはもってこいのルート。ただ、箱根を越えるための主要道路であるため、若干交通量が多いことがネック。熱海街道を西に進み、十国峠〜湯河原峠へと走るルートの方が、まだ安全に走流ことができる。

【箱根】ルート05「湯河原発大観山アタックルート」

箱根の南に位置する湯河原駅から大観山展望台へ一気にクライムするルート。箱根外から上り「頂上=箱根&富士山を一望」というルートの性質上もっとも「箱根アタック」の名にふさわしい。平均斜度は5.8%だが、なかなか侮れない距離が19km弱とかなりの距離を登るのだ。富士ヒルクライムに近しい苦しさを味わうことができる。ちなみに、湯河原駅は特急「踊り子」や一部の特急「スーパービュー踊り子」も停車し比較的アクセスも良い。

【箱根】ルート04「御殿場〜箱根湯本ルート」

箱根アタックのルートのうちの北側からのルートだ。特筆すべきは峠でのその景色。峠頂上では、トンネルを挟んで御殿場側、箱根側のどちらからも圧巻の風景を望むことができる。ルート全体としては、斜度もそこまで高くなく距離も長くない。唯一、仙石原あたりから、大涌谷までの斜度が7〜8%前後とやや急になるものの、後半は下りのみ。気軽に攻めることができるルートの一つと言える。

【草津温泉】ルート04「渋峠アタック 長野スタート(ROUTE66経由)」

長野駅から渋峠までのコース。全長50kmほどだが、間違いなくトップレベルの難易度だ。スタート10kmあたりから徐々に斜度をあげ、中盤以降は笠が岳まで6~7%前後の斜度が20km以上絶え間なく続く。しかもかなりの山間部であるため、トラブルの際、助けを呼ぶにも一苦労するだろう。挑む際にはそれなりの覚悟と準備をして欲しい。

【草津温泉】ルート05「渋峠アタック 長野スタート(万座道路経由)」

長野から渋峠まで登るハードなルート。おすすめコース04とほぼ同じルートを辿る。ただコース04のルートは、山間部に入ると351号線>66号線と、万座山※の北部を迂回するルートに対し、こちらは「万座道路(112号線)」という万座山の南部を通るルート。獲得標高も若干ではあるがコース04より低く、何より斜度がルート全体をと通して一定なため比較的登りやすい。 ※万座山は、渋峠(白根山)の東側、標高1,970mに位置

【箱根】ルート03「湯河原発-箱根山周回ルート」

獲得標高2000m弱!クライマー向きの上級者向けコース。湯河原駅から椿ラインで大観山を超え、箱根山を周回するルート。大観山へは18km弱で1000m弱を一気に駆け上り、その後は起伏に富んだ箱根山を周回、再度大観山経由で湯河原に戻るという、クライム計4回で獲得標高2000m弱という上級者向けコース。クライムに自信がなければ、箱根山を周回せずに箱根旧街道を湯本方面に降る選択肢も。

【箱根】ルート02「小田原からのクライムルート」

小田原駅から箱根最高地点の大涌谷まで一気に駆け上るクライムルート。帰りは仙石原を抜け、箱根裏街道を通り、箱根湯本駅をゴールとしている。東京方面であればロマンスカーで輪行帰宅するのも良いだろう。箱根エリアに向かう4方向のクライムルートのうち最もポピュラーなルートなので、箱根のファーストライドにおすすめ。

【箱根】ルート01「箱根満喫周回ルート」

箱根湯本駅を起点に、グルメや観光名所、景観ポイントをくまなく巡るよくばりなルート。60km強と距離はあまりないが、獲得標高は実に1679m。特に箱根山の舗装道路最高地点「大涌谷」までがかなりの難所になるだろう。ポイントは駒ケ岳ロープウェー山頂かと、大観山展望台からの2つの絶景。どちらも魅力的なパノラマビューが楽しめる。編集部イチオシの「旅ルート」だ。

【軽井沢】ルート02「浅間山周回ルート(short.Ver)」

浅間山の雄大な風景を思う存分楽しむことができるコース。93.6kmと初心者には少しきつい距離ではあるし、途中斜度6−7%のクライムを12kmほど続ける難所はあるため、それなりのハードさは覚悟しておくべきだ。しかし難所を越えてしまえば、標高にして1400mを一気に降る、超ロングダウンヒルが楽しめる。交通量も多くなく、大自然を滑走する楽しさは筆舌にし難い感動を味わえるだろう(季節に合わせて防寒具を忘れないように)。

【軽井沢】ルート01「日帰りできる!都内から軽井沢までコース」

160km走るだけであれば、ビギナーであってもロングライドのコツさえ心得ていれば走りきることは容易だ。ただ今回のコースの場合、後半100km(下仁田)以降から始まる妙義山系の壁だ。軽井沢まで大きな休みもなく登り続ける。またこのコースの難易度を上げているのが、後半になればなるほど斜度がきつくなる点。事前の勾配やコースの入念なチェックが必要なコースだ。

【丹沢・ヤビツ】ルート02「ヤビツ峠(裏)」

はじめにヤビツを攻めるならまずは裏から始めた方が良いかもしれない。距離は表より長いものの、獲得標高は150mほども少ない。道幅は表ヤビツより狭いため走行にはより注意が必要だ。また、裏ヤビツが始まる“宮ヶ瀬北原”までは、高尾駅からであれば平坦を23km弱と、峠までを往復をしたとしても上り1回の80km(表を下って、秦野駅まで行けばより短い)と利便性も悪くはない。

【奥多摩】ルート03「風張林道登坂ルート」

全国でも屈指の激坂と称される「風張林道」へアタックするルート。その道は、4km弱で500m上昇、平均斜度13%というまぎれもない“激坂”。GoogleMapですら途中から道が表示されないため、GPS機能付きのサイコンか、もしくはRouteLabで作られたルートでナビするしかない。山好きのローディなら、登っておかなくてはならない坂の一つだろう。

【奥多摩】ルート01「奥多摩小旅行ルート」

武蔵五日市駅を起点に、風張峠を越え、奥多摩湖を周回して奥多摩駅を目指す最もスタンダードなコース。距離としてはそこまでないが、登り平均斜度5.2%、最大で11%前後は初心者は意外と苦しめられるだろう。ただアップダウンが激しいわけではいので、地道にコツコツと走れば問題なく完走できるはず。途中の「都民の森」をゴールとして折り返しても良いが、風張峠をクリアすれば、あとは下りと湖周の平坦道のみなのでぜひ奥多摩駅までの完走をめざそう。