エリアガイド

箱根

言わずと知れた観光地「箱根」はロードバイク旅にとっても非常に魅力的なエリア。温泉や、湯葉などのご当地グルメなどの観光はもちろん、小田原方面、湯三宿方面、湯河原方面、御殿場方面の四方から様々な峠アタックが可能。それぞれに異なる表情を見せてくれるため、標高は低くともクライムエリアとしても評価が高い。「エヴァンゲリオン」のファンにとっては聖地(巡礼地)でもある。

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歴史ある箱根

実は箱根は温泉地としての歴史は1000年以上あるということをご存知だろうか。西暦738に発見された源泉「惣湯(そうゆ)」は今も現役の源泉だというのだから驚きだ。江戸時代には東海道に沿った「箱根七湯」として人々に愛され、明治以後、保養地・観光地としての開発が進み、今では「箱根二十湯」にまで数えられるようになった。日帰り温泉ができる場所も多いのだが、箱根は箱根湯本の駅周辺以外にも温泉がエリア内全体に点在している。しかしながら、だからこそ、ロードバイクは箱根の温泉めぐりにはぴったりだ。箱根の起伏に富んだ道のりを、温泉から温泉へ、はしご酒ならぬ”はしご湯”することも容易い。

ヒルクライムの地としての魅力

もちろん箱根は、温泉や観光地のとしての魅力ばかりではない。ロードバイク旅で非常に重要になる「道」も非常に多彩だ。箱根は、中心にある箱根山(神山と駒ケ岳を含む)を周囲の盆地が囲み、さらにその周囲を山々が囲う、独特の地形をしている。

箱根の俯瞰図©google earth

箱根から見て、東の小田原、北西の御殿場、南の湯河原、南西の三島など、大きく4方向から箱根へのアタックができ、また、箱根の中心に位置する「大涌谷」という火山性地すべりでてきた崩壊地形(標高1,040m)は、観光地となっており絶好のヒルクライムポイントだ。その他、見渡す限りの”すすき”が広がる仙石原、芦ノ湖、箱根の盆地を一望できる駒ケ岳など、様々な魅力溢れる地形が迎えてくれる。地形が多彩だからこそ、何度訪れても楽しむことができるという、ロードバイク旅にはもってこいなエリアなのだ。本ページの下部にいくつかルート案を紹介しているのでぜひ参考にして見てほしい。
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箱根は早朝ライドがオススメ

余談ではあるが、箱根に宿泊した際には、ぜひ早朝の芦ノ湖を走ってみてほしい(足を運ぶだけでもいい)。できるだけ、日の出直後だ。
日中は、晴天で無風の日でも遊覧船などが航行しているため若干の波が立ってしまう。しかし、早朝の芦ノ湖は(もちろん天候にもよるが)水面が静まり返っていることが多く、本当に、本当に美しいのだ。箱根を囲む新古山群の緑と、空の色が水面にうっすらと映り込み、幻想的な風景を見せてくれる。編集部で、湖畔にある座・プリンスホテル箱根宿泊させてもらった際、天候は曇りだったものの、美しく凪いだ芦ノ湖と対面することができた(下部の写真)。
珍しく早朝に目が覚め、朝風呂でも入ろうかとホテル内の温泉に向かった。すると、渡り廊下の途中、窓から見える中庭の先に少しだけ映る湖畔にふと気づいた。まだまだ冬真っ盛りの1月下旬である。肌を刺すような空気に耐えながら、湖畔へと歩みを進めた。するとどうだろう、目の前に現れたのは、対岸の中心線を境に、上下を含め自分の視野いっぱいに広がる朝焼けの風景だ。普段とは異なる色彩の山々と空、それを美し出す波ひとつない鏡面のような水面…。その美しさに、言葉なくしばらく立ち尽くした。

芦ノ湖湖畔の早朝の風景
ザ・プリンスホテル箱根の敷地内から見る早朝の芦ノ湖

早朝ライドはどんな場所でも気持ちのいいものだが、芦ノ湖周辺なら、湖が醸し出してくれる独特の雰囲気に、また一段と爽快なライドが叶うだろう。

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ロードバイク旅 おすすめエリア情報Journey Area Guide

ロードバイクで旅をするならここ!各エリアのおすすめコースを中心に、その土地ならではの名坂や景勝地などのスポット、おすすめのグルメなどを紹介。

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富士山

名峰「富士」。標高3,776mの日本一のその山は、ロードバイク旅においても最も魅力的な場所のひとつだ。毎年初夏に行われる『Mt.富士ヒルクライム』のコース「富士スバルライン」をはじめ、「ふじあざみライン」「富士スカイライン」と名だたる坂がクライマーたちを魅了し、周囲に有する5つの湖や高原地の草原が作り出す雄大な風景が、全てのローディを楽しませてくれる。まさに理想の「ロードバイク旅」を叶えるにふさわしい、編集部イチオシのエリアだ。漫画「弱虫ペダル」に登場するインターハイのコース、及びゴール地でもある。

日光

日光はまさに名所の密集地だ。鬼怒川温泉をはじめ、世界遺産「日光東照宮」、落差97mの大瀑布「華厳の滝」、戦前から残る歴史ある「金谷ホテル」、ロードバイク目線でも、かの有名な「いろは坂」、男体山の麓「中禅寺湖」、戦場ヶ原の2kmにも及ぶ平坦直線、女峰山の「霧降高原道路」など枚挙に暇がない。どんなロードバイク旅の期待にも答えてくれるであろう全国屈指のロードバイクエリアだ。

軽井沢

皇室御用達の閑静な避暑地「軽井沢」。標高2,568mを誇る活火山「浅間山」を中心とした雄大な自然を堪能することができる。おしゃれな別荘、温泉、ご当地の食事、そして山々と風景。おそらく自転車旅行に求めたいすべてがあるといっても過言ではない。都内から直接アタックするもよし。軽井沢まで新幹線で輪行し、軽井沢の美しい林道を散策するもよし、浅間山を回るもよし。多彩なロードバイク旅が楽しめるのが魅力的だ。自転車旅初心者の人にとっても、手軽に雄大な自然を感じられるため、ファーストチョイスにもってこいなこの場所を紹介したい。

丹沢・ヤビツ

サイクリストの中でもとりわけレース思考やクライム思考のローディに重宝されているこのヤビツ峠。秦野市と相模原市を南北で繋ぐこの峠(神奈川県道70号秦野清川線)は、海抜761mではあるが、平地からの距離が短く最大斜度は10%とそれなりの急勾配。関東圏では、麓の名古木(ながぬき)交差点の「セブン-イレブン秦野河原町店」から頂上までのタイムが登坂力の基準となることも多い。山頂には売店もありヒルクライムコースとしては魅力の高いコースだ。ただ、秦野市ー相模原市を最短でつなぐ車道であるため、道幅が狭いわりに車の交通量が非常に多いため、走行時には最新の注意が必要だ(2017年末時点では秦野市で問題として取り上げられる程、サイクリストの通行が問題になっている)。特にヤビツ峠でのダウンヒルライドは厳禁だ。

奥多摩

国道の中では都内一の標高を誇る「風張峠」を有する奥多摩エリア(ここでは武蔵五日市駅〜三頭山周辺〜奥多摩町全域としている)。中距離でゆったりと豊かな参観風景を楽しむヒルクライムから、獲得標高2000mを超える本格ライドまで多彩に楽しめる。武蔵五日市駅から伸びる奥多摩周遊道路は、「東京ヒルクライムHINOHARAステージ」のコースでもあり、レース思考のローディにも人気のエリア。

三浦半島

全周約80km(鎌倉〜金沢八景〜横須賀を経由)という、長くもなく短くもないちょうど良い距離感や、都心からのアクセスもしやすい三浦半島エリア。この半島は平坦も山もアップダウンもある起伏に富んだ土地で、コースどりも様々に構成しやすいためトレーニングの場としてローディに非常に人気だ。もちろん、地産地消の海の幸&山の幸も豊富で、半島のいたるところで自然の恵み溢れる料理を楽しむことができる。

ロードバイク旅おすすめエリアガイド

ロードバイク乗りにとって魅力的な施設・食べ物・景色などを、エリアごとに『Road bike Journey編集部』が厳選する、エリア情報企画《Journey Area Guide》。各エリアのおすすめルートを中心に、その土地ならではの名坂や景勝地などのスポット、おすすめのグルメなどを紹介する。情報は順次追加していくので、ライドプランを立てる際にぜひ活用して欲しい。